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『タキビチェア』とは焚き火に特化したチェア
キャンプ用チェアを選ぶ基準は人それぞれ。収納性や安定感、それに座り心地も重要ですが、このDOD『タキビチェア』は、焚き火を愉しむためだけに生まれたチェアだといっても過言ではありません。
DOD公式サイトでは「焚き火に特化したキャンプ用チェア」と紹介されており、この辺りからもメーカーの拘りがすごく伝わってきます。
タキビチェア 外観チェック
本体はコットン100%の帆布にスチール製のフレームで構成されており、作りとしては単純ですが剛性はかなり高く感じました。黒くて太いフレームにアースカラーであるカーキがよくマッチしています。カラーはカーキとブラックの2色展開なので、流行りのブラックサイト仕様にしたい方はブラックをおすすめします。
フレームが太く肉厚であり、座った時にグラつかず安定感もありおすすめです。幅は約60cmあるので身長170cm体重70kgの私だと少し余裕がありゆったり座れます。また座面の高さはDOD公式サイトでは23.5cmですが、新品のコットンなので、座ると少し生地が伸びるため、もう少し座面は低くなります。
『タキビチェア』は座面が低く、あぐらをかきながら座るとパンツのポケットからスマホがポロッと落ちちゃうことがあるので、こんなポケットがあると便利。
生地はコットン100%の表と裏で二重の帆布を採用しており、さらに負荷のかかる部分には補強テープが縫い込まれています。
体重70kgオーバーの私が酔った勢いで座っても生地が破けたり、またフレームがヨレるようなことはありませんでした。静止耐荷重は100kgなので、もう少し食べても大丈夫そうなので今冬あたりはヤバいかもですw
タキビチェア の収納性
収納すると約60×80cm程度になります。ヘリノックスなどのタクティカル系チェアと比べると、コンパクトに収納できないため、電車やバイクなどでの移動は厳しく使用されるシーンは限定されます。
車に積み込む場合は、このように寝かして上からテントやタープなど置くか、また立てて荷物の隙間に入れ込むか、個人的には毎回積載時に悩んでしまいます。チェアは設営時の休憩にも使いたいので、できるだけすぐに取り出せる位置に積み込めると良いですね。
収納性は良いといえませんが、その分かなり堅牢であり、長く付き合っていけるチェアだと感じています。かなり無骨なイメージの強いチェアですが、ヒルバーグ幕で使っても、あまり違和感もなく満足しています。
商品詳細
メーカー | DOD |
商品名 | タキビチェア |
カラー | カーキ・ブラック |
サイズ | 使用時:(約)W60×D50×H56cm 収納時:(約)W60×D8×H80cm |
重量 | 約3.3kg |
素材 | 帆布(コットン)・スチール |
静止耐荷重 | 約100kg |
定価 | 5,500円(税込) |
タキビチェアの導入で焚き火の楽しみ方が変わりました
焚き火をする上で、必ず問題となってくるのが”火の粉”です。これまで焚き火で何度か薪が爆ぜ、お気に入りのテントやタクティカルチェアに小さな穴を幾つも開けてしまい、少し焚き火をするのがおっくうになっていました。
しかし、この焚き火チェアを導入したことで焚き火の楽しみ方が変わりました。焚き火に強い素材であることもそうですが、それ以上に使うたびに感じる他のメリットがあったからです。
それでは『タキビチェア』の特徴や使用する度に感じるメリットなどを紹介していきます。
火の粉に強い帆布
いくら上質な薪を使っても、爆ぜもするし火の粉も必ず飛びます。気を抜けばすぐにタープやテントに火の粉が飛んで穴があきます。
しかし、キャンプをする上で、キャンパーと焚き火は切っても切れない関係であり、それは”キャンプ=焚き火”と言われるほどです。
そんな危険をかえりみず、お高いヘリノックスチェアで焚き火を愉しみ、気がつけば火の粉で穴を開けてしまい膝から崩れ落ちるキャンパーを何人も見てきました。
私が導入した『タキビチェア』は、コットン100%の帆布なので、火の粉や爆ぜた炭が飛んでこようが、まず穴が開くことはありませんでした。
綿や麻で織られた生地は非常に丈夫であり、火の粉に強いだけでなく、耐摩耗性にも優れていて、度重なる使用でもへこたれないタフさが気に入ってます。
突風にも負けない安定感
ヘリノックスなどの軽量なチェアだと強風で飛ばされてしまい、気がつくと焚き火にダイブ・・・なんて話が毎年あるが、こちらは本体重量は約3.3kgと少し重たいが安定感は非常に高く、焚き火の側で突風が吹いたとしても、まず飛ばされることはありません。
超ロースタイルで変わった焚き火越しの景色
これまでは少し高さのあるチェアで俯瞰(ふかん)ぎみに焚き火を愉しんでいました。しかし、この『タキビチェア』の超ロースタイルにより、目線がかなり下がったことで、焚き火越しに見える景色が一変しました。
普段見慣れた風景が、焚き火の炎越しに見ると一段と綺麗に見え感動しました。それに炎の立ち方も違って見えてきました。
タキビチェアに敷物プラスで秋冬仕様
焚き火の楽しい秋冬ですが、腰や背中に吹き込んでくる冷たい風に焚き火のモチベーションをダウン。そんな問題を解決してくれたのがコレ、お洒落キャンパーがこぞって導入している冬キャンのマストアイテム「ムートンラグ」をインストールしてみました。
早く使いたかったので、自宅で一人寂しく部屋キャンで試してみました。結果はそもそも風が吹かない部屋の中なので意味はありませんw
ムートンラグの性能チェックをかねて、実際にまだ寒さの残る3月に湖畔キャンプでデビューしました。『タキビチェア』とも相性がよく、しっかりと冷気をカットしてくれました。6千円程度で購入したムートンラグですが、満足度の高いアイテムとなりました。
焚き火を安心して愉しめるベストチェアに認定
人気のDOD『タキビチェア』は、あまりの人気で在庫切れが多く、私も半年程買えませんでしたが、たまたま大手ECサイトで発見して即購入しました。結果としては大満足の一言・・・・とはいえないですが、一人でソロっとソロキャンプなどを愉しみたい時は、必ず持っていくマストギアになりました。
火の粉に絶対的に強く、そしてフレームもしっかりしていて安定感も抜群と満足はしているんですが、コンパクトに収納できないところが残念なところ。
超ローアングルで帆布生地のタフさを考えれば贅沢いいすぎですねw
ハップテントや焚き火が好きな方だと、かなり大好物な一品ではないでしょうか♪
頭の中は99%キャンプのことでいっぱいのGURIOです。家族にバレずにネットでギアをポチポチするドキドキ感、SA・RA・NI !! あとから届くカードの請求額にもドキドキする毎日がたまらないSOLO CAMPERです。