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【買い替え待った!】クーラーボックスの保冷力&保冷時間を高める10の方法

買い替え待った!保冷力&保冷時間高める10の方法

夏キャンプの必需品といえば、そう!クーラーボックスです。クーラーボックスそのものの性能も年々向上していますが、夏の強い日差しの中で保冷力を維持するためにはやっぱり工夫も必要!使い方次第で保冷の持続時間も変わってきます。今回は、これからの夏キャンプで大活躍するクーラーボックスの保冷力&保冷時間を高める方法をご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね♪

クーラーボックスのタイプをおさらい

まずは、クーラーボックスのタイプをおさらい。それぞれの特徴を知って、シーンに合わせて使い分けましょう!

ソフトクーラーボックスとは?

ソフトクーラーボックス_モンベル

ソフトクーラーボックスは、ハードクーラーボックスよりも保冷力や耐久性が劣るため、用途としてはデイから一泊程度のキャンプに向いているといえます。しかし、未使用時にはコンパクトに収納でき、ちょっとしたハイキングや買い物にも気軽に持ち出せる軽さは魅力。

構造としてはアルミ蒸着+ポリエチレンなどで構成された安価なタイプから、AOクーラーズのように高密度のポリエチレンフォームを採用した厚みが2cmもある保冷力に優れたモデルもあり、その性能は日々進化し続けています。

あと変わった用途ではありますが、小さなサイズであればハードクーラーボックス内の分類用にインすると保冷力も上がって一石二鳥。

ハードクーラーボックスとは?

合成樹脂で作られることが多いハードクーラーボックス。ソフトクーラーボックスに比べて頑丈で保冷力にも優れ、容量も10〜70L前後と種類も豊富。発泡スチロールを樹脂で覆った簡易モデルから一体成形された高価なモデルまであって価格や性能が大きく異なっているのが特徴。

クーラーボックス内の氷が「最大で10日間残っている!」というモデルもあり、その保冷力の高さから2泊以上の連泊キャンプにおすすめです。

ハードクーラーボックスの断熱材は3種類

キャンプに最適なハードクーラーボックスにも、異なる断熱材が使用されています。それぞれの特徴を理解した上で、用途や目的に合わせて選ぶとキャンプがもっと快適に!

断熱材の種類

発砲スチロール安価で保冷力は低い
ウレタンフォーム手頃な価格で保冷力は中程度
真空断熱パネル高価だけど保冷力は最高

発砲スチロールとは?

安価に手に入る発砲スチロールは、ホームセンターなどでも手に入るシンプルなクーラーボックスに使用されていることが多い。

ウレタンフォームとは?

ウレタンフォームは、多くのハードクーラーボックスに採用されている素材です。発砲スチロールよりも保冷力が優れており、価格も手頃に手に入るのが魅力。クーラーボックス選びに迷ったら、ウレタンフォームがぎっしり入って厚さがある物を選べば無難でしょう。

真空断熱パネルとは?

真空断熱パネルは高い機能性が魅力の断熱材です。保冷力を高めてくれるだけでなく、他のクーラーボックスより厚みを薄くでき、外寸は変わらず内容量が大きくなるのがポイント。

生魚などの鮮度をさげないよう釣具メーカーのダイワやシマノがクーラーボックスに採用しているのは有名な話。家電の冷蔵庫にも採用されていたのは驚きでした。

ただし、その分価格はかなりお高め。しかし、価格に見合った性能は十分備えており、長時間保冷できることが最大の魅力。パネルの面の数は製品によって異なり、使用されるパネルの数に比例して価格も高くなります。1〜2泊のキャンプで使用する程度であれば、1〜3面が真空パネルのタイプでよいでしょう。

それではここから、クーラーボックスの保冷力や保冷時間を伸ばす秘訣についてご紹介します!

保冷力アップ&保冷時間を伸ばすコツ

キャンプ場でクーラーボックスから食材を取り出す男性
出典:amazon

クーラーボックスの性能がどれだけ良くても、残念な使い方をしているとせっかくの保冷力を生かせません。保冷力&保冷時間の維持は、使い手次第!ポイントを押さえてクーラーボックスの性能を最大限引き出しましょう!

カギを握るのは事前対策!

クーラーボックスの保冷力&保冷時間アップのカギを握るのは、キャンプ場での使い方よりも準備段階での事前対策。ちょっと手間だと思っても、キャンプ場で快適に過ごすために事前対策は怠るべからず!

①食材・ドリンク・クーラーボックスは事前に冷やしておこう

出典:Instagram(@m.watanabe0129rhy)

クーラーボックスに詰め込む前に、食材やドリンクは冷蔵庫でしっかりと冷やしておきましょう。また、意外と忘れがちですが、クーラーボックスそのものも保冷剤を入れて先に冷やしておくと保冷力&保冷時間がアップしますよ!

②保冷剤はクーラーボックスの上側に置くと効果的

出典:Instagram(@dod.camp)

冷気は上から下へと落ちていくため、保冷剤はクーラーボックスの上側に置くと効率的に内部を冷やせます。サイズが大きなクーラーボックスの場合は、上側だけでなく下側にも置くと◎ただし、保冷剤が直接野菜などの食材に触れていると痛んでしまうので注意してくださいね。

③クーラーボックス内は部類ごとに整理

出典:Instagram(@umicamm)

@umicammさんは仕切りをつくって上手く取り出しやすくまとめられていますね。これだと目的の物を素早く取り出せるので無駄に冷気を外に逃さなくて済みそうですね。

このようにクーラーボックス内の整理整頓も大切なポイント。必要なものに素早くアクセスできることで、蓋の開閉時間が少なくなり、冷気を逃がさずに済みます。また、食材はかさばるタッパーよりもジップロックで分けるのがおすすめです。生ものや冷やしたい物は下側に入れると◎

④1〜2Lのペットボトルに水を入れて保冷剤にする

出典:CAMPlab

こちらは2Lのペットボトルを凍らせてクーラーボックスに入れています。ヘタな保冷剤よりかなり保冷効果が高く一泊程度だと氷は残っているほど。スペースに余裕があれば追加で入れていくとよいでしょう。溶ければ冷たい飲み水になるので無駄なく使えますよ。

⑤量が多い場合は複数のクーラーボックスを使用する

出典:Instagram(@nablas_films)

クーラーボックス内にパンパンに物を詰め込み過ぎるのは、保冷力を下げてしまうためNG。食材の量が多い時は、食材用・ドリンク用といったように複数のクーラーボックスを使い分けることで、それぞれの保冷力&保冷時間がアップしますよ。

⑥アルミシートで冷気が漏れるのを防ぐ

出典: OHAYO GINZA

アルミシートをクーラーボックスの上部や内部に敷くことで、太陽光を反射させて遮熱効果を発揮し、冷気漏れを防いでくれます。アルミシートは100均でも手軽に購入できるため、試す価値ありですよ◎

サイトでできる対策

事前対策が完璧でもサイトでの使い方次第で、せっかくの準備が台無しになることも…。事前対策にサイトでの対策をプラスすることで、クーラーボックスの保冷力&保冷時間は劇的にアップします!

①クーラーボックスは地面に置かない!風通しの良い場所に

クーラーボックスを地面に直置きしてしまうと、地面からの熱気がクーラーボックスに伝わり保冷力を下げる原因に。また、BBQや焚き火などの熱源から離した場所に置きましょう。クーラーボックスは風通しの良い場所に置くよう心掛けてくださいね。

②開閉は素早く行う

いくら準備万全でも、現地でクーラーボックスの蓋を長時間開けていてはせっかくの冷気も逃げてしまいます。食材を取り出す際の開閉はできるだけ短時間で素早く行いましょう!

③溶けた水は定期的に捨てる

出典:シマノ公式

クーラーボックス内に溶けた水を貯めたままにしておくと、ボックス内の冷気を奪ってしまうため、定期的に外に出すようにするだけでも保冷力を維持できますよ。こちらのシマノ『ICXBOX』はサイドにノブが付いていて開閉しやすい。重たいクーラーボックスを傾ける必要性もないので女性でも簡単。

④保冷剤が溶けたら氷を補充する

長時間経つと保冷剤も溶けてきてしまいますよね。保冷剤が溶けたら、コンビニで購入できる氷柱などを補充することも保冷時間を伸ばすために大切です。

年数が経過している場合は買い替えも視野に

断熱材は経年劣化に伴い、性能も落ちていくもの。そのため、クーラーボックスは定期的な買い替えが必要です。購入して年数が経過していて保冷力が悪い場合は買い替えも視野に入れましょう。

それではここからは買い替えに相応しいCAMPLUS編集部オススメのクーラーボックスを紹介します!

イエティ

イエティタンドラの商品画像
出典:amazon

ハードなアクティビティにも耐えうる頑丈さと優れた保冷力で人気のイエティのクーラーボックス。衝撃に強く高い耐久性を誇るボックスは、分厚いボディのおかげで保冷力も2倍以上と文句なしの保冷力。真夏のキャンプシーンでも大活躍します。

シマノ

出典:シマノ公式

2022年のアウトドア市場でもっとも注目されているクーラーボックス『ICXBOX』。容量は22・30Lで2タイプの4カラー展開。面白いことに採用されている断熱材がモデルごとにことなっており、もっとも上のクラスであるICXBOX PROだと30Lタイプで10日間氷がもつという恐ろしさ。

氷や保冷剤の管理が面倒なキャンパーにはコレ!

ポータブル冷蔵庫の商品写真
出典:amazon

クーラーボックスの置き場所や保冷剤など、いろいろ管理が面倒!そんなキャンパーさんには、ポータブル冷蔵庫がおすすめ!ポータブル冷蔵庫は、保冷だけでなく冷却できることが最大の魅力です。

AC/DC電源から電力を供給できる2wayタイプのほかに、カセットボンベ対応やバッテリー内蔵型の3wayタイプもあります。保冷剤を入れる必要もなく、自宅の冷蔵庫同様に使えるため、面倒くさがりなキャンパーさんにはもってこいのアイテムですよ◎

マキタ(Makita)
¥65,800 (2024/04/15 09:38時点 | Amazon調べ)

番外編クーラーボックス

こちらはワークマンのアウトドアブランドであるフィールドコアから登場した『真空ハイブリッドコンテナ』。先日もレビュー記事をアップしましたが、サブのクーラーボックスとしてキャンプに持って行くといい仕事をしてくれます。品名に”真空”とついているくらいですから、その性能がどの程度あるかはお気づきですよねw

使い方次第で保冷力&保冷時間はアップする!

クーラーボックスの性能をどれだけ引き出せるかは、使い手にかかっています。使い方次第で保冷力&保冷時間を最大限までアップさせることができるなら、少し面倒でもやる価値あり!ですよね。夏キャンプで冷えたビールを長く楽しむためにも、今回ご紹介したポイントをぜひ意識してみてくださいね♫

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