【野生動物は身近に】 自然の中で遊んでいることを忘れないで

最近は自然が減少していることもあり、野生動物の住処が減少傾向にあります。行き場やエサをなくした動物たちは、匂いに誘われ人間の近くにやってきます。
この現象は街中でも見られるため、自然の中にあるキャンプ場はなおさらです。私自身もキャンプ場内で鹿やサルに遭遇してヒヤリとしたたことが多々あります。
基本中の基本!絶対に「触らない」「近寄らない」が鉄則

野生の動物は珍しく、つい近寄りたくなる気持ちもわかります。ですが、人間に馴れていない、また凶暴な動物もいるため、絶対に近寄らないでください。また、野生動物は人間にはないウイルスを持っており、感染症のリスクも高いため、絶対に触らないようにしましょう。
たんなる野良猫であっても同様にリスクはあるので、引っ掻かれたり噛まれたりした場合は、消毒など最低限の処置をしたあとに、出来るだけ早く最寄りのお医者さんを受診しましょう。

残飯や生ゴミは絶対に出しっぱなしにしない

野生動物が匂いにつられてやってきて、残った食事やゴミを漁られることも。夜間はテント内や車内に保管するなど必ず徹底しましょう。
蓋つきのゴミ箱は被害を伏せいだり軽減できることもあるため、キャンプに出掛ける際は、ぜひ導入を検討してください。一度動物が人間のものを食べてしまうと、また人間の食べ物を狙うようになり、二次被害にもなり得るため徹底するようにしましょう。



熊に遭遇した事例も…

出典:ぱくたそ
知人がキャンプ場で就寝中、テントの外に動物の気配が…!その時は何事も起こらなかったようですが、翌朝おきると、テント前にあったサンダルが遠くへ投げられ、そこには大きな熊の足跡が。なんど聞いてもゾっとする話です。
不信な音や気配を感じた場合は、むやみに外に出ずに熊避け鈴などで音を出し様子をみましょう。最近密かに話題になっている熊撃退スプレーなども心強い味方になりますよ。
夜間トイレに行くときは、万が一のためにLEDライト点灯させ、熊避け鈴を必ず持ち歩くようにしましょう。また、就寝前などに害獣用の森林香などを使うのも効果的ではないでしょうか。




【悲しくも急増中!!】キャンプ場での盗難被害

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キャンパーに悪い人はいない。”この言葉を信じたい気持ちは強くありますが、最近のキャンプ場でのマナーや治安の悪さは悪化しており、SNSやテレビニュースなどで連日取り上げられるほどに。
特に気になるのが”盗難”です。人気で入手困難なギアや高価なギアが増える中、キャンプ場での盗難被害が急増しています。友人や家族からのプレゼント、また「コレが良い!」と思って買った大切なギアが気が付いたら無くなっていたということにならないよう、自分自身で事前に盗難予防対策をしっかりしておきましょう。
サイトを無人にしない。無人の状況の時の対策

やはり一番狙われやすいのがサイト内に人がいないときです。なるべくそういった状況をつくらないことが大切ですが、お風呂や洗い物などでやむを得ず離れなければならないこともありますよね。そういった場合は下記の対策を取り入れてみてください。
テントを施錠する

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テント内に人がいると思わせる

テントの中に人がいるように見せかけられれば、犯人もなかなか近づけないはず!ラジオや携帯電話から音声を再生させることで生活音を出してみましょう。
また、テントの前にダミーのサンダルなどを置くのも効果的です。夕暮れ以降はテント内を照らしておくことでも防犯対策になります。



貴重品は身に着けて持ち歩く
基本中の基本ですが、貴重品は必ず身につけて持ち歩きましょう。お財布や携帯電話などはポケットに入れておくと落とし物てしまうリスクもあるため、サコッシュなどの小物入れが便利です。


最も盗難が発生する時間帯はここ!就寝時に盗難されるケース
キャンプだと夜はぐっすり寝落ちなんてことも多いですよね。そんな隙を狙って魔の手は忍び寄ります。特にアルコールなど入っていると、少々の物音では起きないことを知ってか、数十センチの側まで入り込み盗んでいきます。
人感センサーがあれば寝ていても安心。

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夜間におすすめしたいのが人感センサー付きのライトまたは人感センサーのブザーです。ライトは人が近づくと明かりが灯るしくみです。これだとトイレに行く際など足元を照らしてくれるので一石二鳥ですね。
もう一つのブザーは音がなるため、より防犯を強化できそうです。ただ誤作動で大きな音がなってしまうこともあるため、まわりのキャンパーさんの迷惑にならないものを選びましょう。
防犯カメラやトレイルカメラがあればよりセキリュティ意識の高いことをアピールでき、狙われにくくなりそうです。

キャンプギアはテント内か車内に

就寝前に大事なキャンプギアはテント内にしまっておきましょう。特に高額な物や思い入れのある大切な物は、車内に入れてしっかりロックすると尚良しですね。
なお、車内の荷物が見えると窓を割られる可能性もありますので、ブランケットなどを被せて隠しておくのもおすすめです。駐車場が離れていたり、テントが小さくて入らない場合は、防犯ブザーを活用すると良いでしょう。防犯ブザーの紐部分をペグで固定し、ブザー本体をカラビナなどでギアに装着しておくと持ち去られたときに音が鳴るしくみです。この時防犯ブザーはを付けていると悟られると意味がないので見えにくい位置に固定することが大切です。


野生動物&盗難対策をやって自分達や大事なギアを守ろう

これらの被害にあうと楽しいキャンプの思い出が、台無しになってしまいます。動物は自然の中なので仕方のないことですが、盗難被害は本当に無くなって欲しいと願います。個々で事前にできる対策はしっかりとおこない、可能な限りトラブルは減らしていきましょう。
元気いっぱいの男の子2人を連れてキャンプを楽しんでいます。主にファミリーやグル-プがメインですが子どもが大きくなったら家族みんなでグループソロに行く野望も抱えています。常々ギアとお酒が好きで、最近は激辛にハマっています。