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1990年に「American Outdoors Coolers」としてアメリカで創業。食品業界向けに専用クーラーを販売していたが、その性能の高さが一部の一般ユーザーの間で話題となったことがきっかけで、瞬く間にアメリカ全土に拡大。現在はブランド名が「AOクーラーズ」に変更されており、日本でもっとも注目されているソフトクーラーボックスとなっている。今回はソロキャンパーに人気の『24パック キャンバスソフトクーラー』のレビューとともにAOクーラーズのラインナップを紹介していきます。
アメリカの食品業界を支えてきたAOクーラーズ
2017年より本格的に日本上陸、徐々にその性能の高さが認められていくなか、今回紹介するモッシーオーク社の生地を採用した「ハンターシリーズ」の登場により一気に注目されることに。
AOクーラーズ ブランドロゴがよりクールにアップデート
なお、2021年12月にブランドロゴが一新され、これまでよりシンプルでクールなイメージとなっている。個人的にはスッキリと鮮麗された感じがして気に入っている。
豊富なサイズ&カラーラインナップ
キャンバスソフトクーラーはモデルごとにサイズが6、12、24、36、48パックの4〜5種類程度ラインナップされている。カラーバリエーションは明るい単色からブレイクアップやウッドランドカモまで多彩に揃えられていて、キャンプやスポーツなどあらゆるシーンでチョイスしやすくなっている。
キャンバスシリーズ商品情報
キャンバスシリーズやモッシーオークシリーズは本体ベースが同様であり、性能面については何ら変わりはありません。また両シリーズともに、本体側面の左右にポケットが備わっているデラックスシリーズも展開されているので、気になる方はAOクーラーズの販売元である株式会社ビックウイングのサイトをチェックしてくださいね。
それでは実際に筆者が自腹購入したハンターシリーズ「24パック キャンバスソフトクーラー」をベースに、何故ここまで注目を集めているのかを紹介します。
自然に馴染むブレイクアップカラー 24パックをチョイス
今回購入した「ハンターシリーズ」には、狩猟用アパレルとして人気の高いモッシーオーク社のブレイクアップ柄がチョイスされており、今夏のアウトドアシーンにおいて最も胸アツな注目カラーといえます。
筆者は行きつけのセレクトショップで見かけた時に、ガツンとヤラれてしまって気がついた時にはお持ち帰りしてました。
クールで無骨感漂うブレイクアップ柄は、裁断位置により柄が微妙に異なり、二つとして同じ物はないことから、さらに物欲キャンパーの所有感を高めてくれます。
ブレイクアップはアウトドアに馴染みやすく、キャンプサイトを自然に彩ってくれるのでおすすめです。
限定感さえただようモノトーン調ロゴが好印象
本体中央に配されたAOクーラーズのロゴマーク。通常はトリコリールカラーのロゴだが、ハンターシリーズはモノトーンカラーとなっており、落ち着いた色合いが全体のデザインに溶け込んでかなり好印象だ。先にもお伝えしたが、現在は新しいロゴに順次切り替えて出荷されているようなので、気になる方は購入時にしっかり確認することをおすすめします。
常識を超えた脅威の保冷力
クーラーボックスの性能は断熱材の厚みで大きく変化するといわれています。AOクーラーズの断熱材の厚さは19mmと一般的なソフトクーラーの約3倍、保冷力は競合他社の2倍と脅威的な数値を叩き出しており、その保冷力の高さはハードクーラーに匹敵するほどです。
断熱保冷を極めた5層構造
高密度のポリエチレンフォームを採用することで、他社を寄せ付けない圧倒的な保冷力を発揮。
インナーにはウォーターベッドにも使われる高品質なビニールライナー1枚物を丸っと採用。縫製部分が無く、外部に冷気が漏れにくい構造だから保冷効果をさらに高めてくれます。
アメリカの食品業界で不動の地位を獲得できたのは、見た目のクールさだけではなく、ライバルを寄せ付けない抜群の保冷力を生み出した5層構造にあるといっても過言ではないでしょう。
氷が溶けても水漏れなしの安心感
高品質なビニールライナーを採用しているので、氷が溶けても水が漏れることはありません。コンビニで購入した氷を直入れしたあとに、キャンプ場で車の中がグッショリだと、せっかくの楽しいキャンプも台無しですよね。
なお、こちらは安心の5年間保証が付いており、材質・製造が原因で起こる水漏れが認められた場合は同一商品などに交換してくれる。これだけ長期の保証がつけられるのも、品質が高い証拠ではないでしょうか。
保冷剤なしで30℃超えの室内に放置
部屋の温度が27℃の時にキャンバスソフトクーラーへアイスを投入。1時間放置すると部屋の温度は30℃と上がっており、「いくらなんでも殆ど溶けているだろう・・・」っと確認したところ、この様に形を維持できていたのには驚かされました。
24時間経っても余裕の保冷効果
気温が最大45℃まで上昇するなかキャンプ場でもテストをしてみました。結果は予想を超えたものとなり、24時間経っても中の飲み物は冷たさをキープ、ハードクーラーに迫る保冷力だと実感しました。
AOクーラーズ公式サイトにも気温35℃の中、テストした結果”27時間後も氷がしっかり残る!!”と説明があったとおり、驚異的な保冷力です。
保冷剤はロゴスの氷点下パック(L1個・M1個)を投入。他に冷蔵庫で冷やしておいた缶ビール6本、2Lペット1本、冷凍お好み焼き1個を投入しましたが、24時間程度なら全く問題なく保冷効果が得られました。
保冷剤を追加すれば真夏の2連泊なんてのも可能だと思われます。
ネットのレビューなども見てみても・・・・
遠いキャンプ場へ行く為保冷力のあるクーラーボックスを探していました!皆さんの口コミ通り 最強!! 夜中の2時に出発し次の日の夜7時のBBQまで肉は半解凍状態でした!
出典:Amazon
タイトル通り、ソフトでは保冷力最強クラスだと思います。2泊3日のキャンプで、ペットボトルを凍らせた物が3日目の朝に冷たい水になっている感じです。数あるソフトを試してきましたが一番良いと思います。
出典:Amazon
もちろん、クーラーボックスは日陰で使用、また無駄に開けて冷気を逃さないことなど配慮しなければ、どんな高機能なクーラーボックスでも保冷力は一気にダウンするので注意が必要だ。
用途に合わせて使い分けるスタイル
本体の形状は用途に合わせて変更できます。ボックス型、トート型と2wayスタイルが楽しめます。キャンプでは安定感のあるボックス型で、大きなペットボトルを入れたい場合はトート型がオススメです。
左右のサイドバックルを外すことで簡単切り替え
左右のサイドバックルを外すだけの2アクション。気軽にその日気分で変更することができます。
ボックス型
【ボックス型でハスクの斧と記念撮影】サイズ感伝わりましたでしょうかww
【トート型でハスクの斧と記念撮影】個人的にはこちらの方が使い勝手良いかと感じました。
身長170cm/体重67kgの筆者が持つとこんな感じです。なんだかこのまま街ブラできそうなサイズ感です。
保冷効果を上げるため厚み1.9cmの5層構造となってるので少し重たそうにみえますが、実は意外と軽くて1.3kg程度。ハードクーラーボックスならこうはいきませんね。
デイリーの買い物にも使えて家族からも高評価
先日コストコへ出掛けて冷凍食品を買い込みましたが、帰宅途中に1〜2時間寄り道しても、中身はカッチンコッチンでした。これならキャンプにデイリーに使えて便利だと、筆者の奥さんにも喜んでもらえました。
トート型は意外と便利
あまり現実的ではありませんが、参考までに2Lサイズのペットボトルを6本程度立てて入れることができました。(モデル:24パック/容量22.7Lの場合)
※ペットボトルの形状などにもよるので目安としてご覧ください。
食材などの出し入れはトート型の方がスムーズ
食材などを出し入れするには大きく口を開くことができるトート型がスムーズですが、保冷力を第一に考えるのであれば、サイドバックルを閉めていた方が保冷力は高まります。
移動で選べる2wayアシストに便利な収納ポケット
持ち手にはマジックテープで固定するハンドルカバーが備わっており、重くなっても手に掛かる負担を最小限に抑えてくれます。
ショルダーストラップには、織柄であしらったブランドロゴがさりげなく入り荷物を持っての移動をサポート。ストラップはワンタッチで取り外すこともできるので、デイリーユースでスマートに使用することもできるのではないでしょうか。
前面の大型ポケットには雑誌だってスッポリ収まります
実際はクーラーボックスに雑誌は入れませんが、A4サイズ程度の雑誌ならポケットにすっぽり収まります。家族でピクニックなどに出掛ける時に、折り畳みのミニテーブルやカトラリー 、レジャーシートなんかも収納できるのではないでしょうか。
文字通り”COOL(クール)”な実力にヤラれました
これまで数社のソフトクーラーを試してきましたが、正直どれも満足いく結果は得られず「やっぱりハードじゃないとダメだわ」っと諦めていましたが、AOクーラーズのハンターシリーズを購入してソフトクーラーへの偏見がなくなりました。
現状ではハードクーラーと同等のレベルまで性能が飛躍的に上がっているのように感じたのも事実です。それに有名ブランドがこぞってソフトクーラーをリリースしていることから、ここ数年でハードクーラーを超える保冷力を持ったモデルが登場するのではないかと期待感も高まります。
安い買い物ではありませんが、軽量で保冷力が高く、そして男心をくすぐる”クール”なハンターシリーズとくれば、おしゃれキャンパーの皆さんなら買って損はないのではないでしょうか。
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皆さん初めまして、CAMPLUS編集部のTakamotoです!最近のキャンプブームもあって、新しいプロダクトがたくさんリリースされて、もうワクワクがとまらない毎日です♪編集部では最新ギアの紹介を中心に紹介いたしますが、スタッフが自腹購入したギアレビューなんかも書いてくので、お時間ある方は是非見てくださいネ!