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個人輸入とは

なんとなく聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。個人輸入とは、あくまでも個人での使用を目的として、海外のECサイトや販売会社から個人が直接購入することをさします。
さて、みなさんの『個人輸入』のイメージはいかがでしょうか?「言葉が分からないから難しそう。」「本当に届くのか心配。」「めんどくさそう。」など、ネガティブな意見も多いと思います。ですが実際は思っているよりも簡単で、流れさえ掴めば日本でネットショッピングする感覚とほとんど同じようにお買い物できるんです。
そして何より、憧れのキャンプギアが国内で購入するよりもはるかに安く手に入ることも。気になるキャンプ用品が海外製だという方は、是非最後までこの記事を読んでいただき、お得な『個人輸入』に挑戦してみてください!
個人輸入のフロー

例えば、個人の海外旅行にて商品を購入し持ち帰ることも個人輸入に含まれますが、今回はインターネットを通して個人輸入を行う方法について解説していきます。インターネットを通す場合、大きくわけてステップは4つあります。
STEP1:購入するサイトにアクセスして商品を決める
サイトにアクセスし商品を決めたらadd to cart(買い物カゴに加える)を押して商品をかごにいれます。
STEP2:商品をカートに入れレジに進む
CART(買い物かご)を見ると先ほどの商品が入っているか、個数や色など間違いかないかを確認し、CHECKOUT(会計)に進みます。
STEP3:注文者情報の入力

注文者情報の項目が一番の山場です。下記がそうのようにローマ字書いていけば問題ありません。発送業者は「JAPAN」に送るというところだけ見てます。配達するのは日本人なので、日本人が見て分かれば間違いなく届きます。
他にも電話番号やメールアドレスを入力します。電話番号は81+最初の0を取った電話番号を入力してください。例えば、090-1234-5678 → 8190-1234-5678となります。その後、クレジットカードやPayPalなどで決済情報を入力し、注文を完了させます。

STEP4:商品を受け取る
我が家でも実際に個人輸入やってみた結果

私が今回購入したのはYETIのタンドラ45というクーラーボックスです。2021年12月日本での正規販売店はA&F(エイアンドエフ)のみとなっており、販売価格は59,400円となっております。そしてアメリカの現地価格は$299.98です。ここに送料やクレジット会社の決済手数料が上乗せされますが、それでも個人輸入のほうが断然お得です。
色々と比較した結果、私たちはREIというサイト(REI: A Life Outdoors is a Life Well Lived | REI Co-op)にて購入。価格は37,560円とかなりお得感もあり、何より送料込みという点が決め手になりました。ちなみに日本での販売価格と比べるとなんと36.8%OFFです!
注文後1週間程で商品は発送され、20日間程度で自宅へ届きました。途中カンザスで停滞してヒヤヒヤしましたが、無事に届いてくれました。憧れのYETIをまだかまだかと待ちわびた日々はいい思い出です(笑)
海外通販の輸送は雑なイメージがありましたが、実際は梱包なども全く問題なくホッと一安心といったところでした。これを機に海外通販の利用回数も増え、PRIMUSのオンジャ米国版をアマゾンより個人輸入しました。
メリット&デメリット

個人輸入のメリット
①日本よりも安価に手に入る
現地価格で手に入れることができるので、とってもお買い得です。モノによっては半額以下で購入できるということも!良いものを安く手に入れることができるので満足度もあがります。もちろんキャンプギアだけでなく、衣類なども個人輸入可能ですので応用してみてくださいね。
②日本未発売の商品も手に入る
日本で販売を行ってないブランドや商品が手に入るほか、日本でも入手困難な人気の海外商品であっても、個人輸入を使えば簡単に手に入ることもあります。例えば世界中で人気のヘリノックスは、日本未発売物が多数あるので、他のキャンパーと差を付けたい方は、個人輸入でレアな商品をゲットして自慢しちゃいましょう!
個人輸入のデメリット

①とにかく時間がかかってしまう
国内通販だと今日頼んで翌日届くなんてこともありますよね。個人輸入だと国境を越えてくるので、やはり時間がかかってしまいます。2か月たっても届かない…なんてこともあるようなので忍耐が必要です。
②送料やレートによっては損してしまうことも
個人輸入の場合、どうしても送料が高くなってしまうため注意が必要です。商品自体の値段が安くても、送料が高かったり円安なら逆に損してしまうこともあるので、しっかり計算してから購入するようにしましょう。高額商品(商品代金 16,666円以上)の場合は関税もかかるので注意が必要です。
③トラブルがあったときの対処が難しい
何かトラブルがあったときに、外国語でやりとりをしなければなりません。そういった際のほとんどがメールのやりとりです。今はネットで調べれば翻訳してくれるので、中学生で習うレベルの英語ができれば問題ないと思います。本当に自信がないという方にはあまりおすすめできません。
海外ECショップおすすめサイトはこちら
REI

私が今回利用したサイトです。大型郵便物以外は$150以上の購入で送料が無料になるので、まさに個人輸入にもってこい!$150以下の場合でも送料は$20なので他のサイトに比べるとかなり安いです。パタゴニアやサーマレストなどは配送不可のブランドに指定されていますのでご注意ください。
※上記内容は2021年12月現在の情報です。購入前はしっかり公式サイトをチェックしてくださいね。
Amazon(USA)

日本のアマゾンで買い物をしたことがある方も多いと思います。アメリカでのアカウントを作りさえすれば、日本と同じようにショッピングが出来ます。なお、日本に配送を行ってない出品者や偽物を販売している出品者もいるため注意が必要です。また、日本のアマゾンプライム会員特典は適用されませんのでご注意ください。
個人輸入よりもハードルが低いサービスがこちら

デメリット③で前述したとおり、英語でのやりとりにデメリットを感じるのには下記のサービスもおすすめです。
転送サービス
転送サービスは海外通販サイトで買い物した際、自分の代わりに現地の業者が商品を受け取り、日本へ転送してもらうサービスです。日本へ輸送出来ない商品を輸入できたり、複数の商品をまとめて発送できるので、送料が安くなるといった旨味があります。
業者によっては簡易検品も行っているため届いた商品が不良品というリスクは減らせますが、トラブル等の対応は自分で行う必要があります。代行手数料はかかりますが、後ほど説明する代行サービスの手数料よりは安い傾向にあります。
代行サービス
代行サービスは海外通販サイトでの注文、決済、発送からトラブルの対応まですべてを任せて代行してもらうサービスです。欲しい商品の詳細やURLを送るだけで手軽に海外商品が購入できるので、個人輸入の第1ステップとしておすすめです。
外国語でのやりとりは不要、またトラブル発生時には対応してくれるので初心者でも安心です。こちらも日本に輸送できない商品を輸入できます。すべての工程を代行してくれるのは心強いですが、代行手数料がかさむのがデメリットです。
知らないは損!個人輸入で買い物上手に

いかがでしたでしょうか。頭で考えると少しめんどくさそう…となってしまうので、まずはやってみることが大切です!個人輸入には至らなくても、海外の通販サイトを除くだけでも面白いですよ。海外では日本よりもクーポンや割引でお得に購入できるチャンスが多いので、是非攻略して個人輸入してみてください。
元気いっぱいの男の子2人を連れてキャンプを楽しんでいます。主にファミリーやグル-プがメインですが子どもが大きくなったら家族みんなでグループソロに行く野望も抱えています。常々ギアとお酒が好きで、最近は激辛にハマっています。