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炎とともに歩み続ける『Mt.SUMI』
自然豊かな京都の山間部にて、「火とともに過ごすアウトドア」をコンセプトに、拘りの強いギアを中心に展開しているブランド『Mt.SUMI』。その中でも特にキャンパーのハートをつかんで離さないのが薪ストーブ。
入手困難な『Mt.SUMI』の薪ストーブ
昨年に登場した3モデル、「AURA」・「EMO」・「COZY」は瞬く間に完売。アウトドアブームもあってか、他のブランドからも安価な商品が続々登場するなか、目の肥えたユーザーの多くが『Mt.SUMI』を指名買いするほどでした。
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旧モデル商品情報はこちらの記事をご覧ください。
遂に今季モデル3種が出揃った
2023年秋に登場したのがこの3モデル。三面ガラスから見える炎が美しいAURAをさらにブラッシュアップした「AURA ver.2」、同ブランド史上もっとも小型軽量な新作「MICRO」、そして先日ベールを脱いだ注目のモデルが、ステンレス製の「AURA ver.2 SUS」です。
「機能性や使い勝手は良いけど、スチール製ってメンテが面倒だし・・・」っと、薪ストデビューをためらっていたユーザーも、ステンレスタイプの登場により、改めて購入を検討されるのではないでしょうか。
それでは、今季登場した3モデルを紹介していきます。
Mt.SUMI 2023年モデル
圧倒的な炎の美しさと操作性が魅力の「AURA ver.2」
大きな3面ガラスより見える、美しい炎が特徴的だった旧モデル「AURA」。新モデルとなる「AURA ver.2」では、多次燃焼構造を一部見直し、空気の流れを改善。これにより、炉内の隅々まで燃焼させることができ、幾重にも重なった奥行き感ある炎の揺らめきを楽しめるようになった。
さらに燃焼効率のアップ、ユーザビリティを考慮した変更も多数加えられている。このようなさりげないアップデートが、ファンの心をつかんで離さない理由の一つと言えます。
サイズは旧モデルとほぼ同様
数cm程度の違いはあるが、ほぼ旧モデルと同等のサイズ感。投入できる薪サイズは40cm程と余裕がある。もちろん、煙突など必要なパーツは全て本体に収まるようになっている。
AURA 変更点まとめ
1:前面のガラス窓がさらに大きく
2:さらに燃焼効率アップ
3:炉内構造強化で天板の歪みを軽減
4:背面吸気口の開閉状態が分かりやすく
5:本体左右の持ち手が標準装備に
6:収納バッグを改良
7:煙突の仕様変更で抜き差しが簡単に
8:扉のガラスの留め具を改良
9:前面扉の脱着が可能に
前面のガラス窓がさらに大きく
ガラス窓を大きくしたことで、よりダイナミックな炎の揺らぎを楽しめる。扉と本体の高さを揃えたことで段差がなくなり、さらに本体デザインがスマートに。
さらなる燃焼効率アップ
手前底面に新たに吸気口を搭載したことにより、旧モデルより空気が取り込みやすくなった。燃焼効率も高まり、炎の調整から薪を追加したさいの吸気調整もよりスムーズに。
炉内構造強化で天板の歪みを軽減
炉内の構造を強化したことで、熱による天板の歪みを軽減。
背面吸気口の開閉状態が分かりやすく
本体背面の吸気口に設置された空気量調整スライダー。本体前面より開閉状況が確認ができるようになり、さらに使い勝手が良くなった。
本体左右の持ち手が標準装備に
旧モデルではオプションだった本体左右の「持ち手」が標準装備されました。しっかりとした構造で重量もあるため、持ち手がプラスされたのは有り難い。設営や撤収時の移動がよりスムーズになります。
収納バッグを改良
収納ケースはクッション性に優れた素材となり、本体への衝撃を和らげてくれる。今回は4つのファスナーでケースを展開させることで、収納しやすくなっています。
さらに変更点多数
他にも、扉のヒンジ部分を変更することで、扉の脱着が可能となるなど、細かな改良が加えられたことで、機能性だけでなくユーザービリティもかなり上がりました。
商品詳細
商品名:Woodstove AURA ver.2
サイズ:W57 × D40 × H48cm
※脚展開・煙突含まず
:W74.5 × D40 × H53cm
※脚展開&グリッド&煙突立ち上げ含む
:W46 × D38 × H37cm ※収納時
:H2.7m ※煙突+本体(使用時最大)
重量:20kg ※本体のみ
:24.1kg ※付属品込
素材:鉄(本体)
:ステンレス(煙突、煙突固定リング、火かき棒、グリット)
最大熱出力:6kw
価格:¥66,000(税込) ※2023年11月
Mt.SUMI歴代最小かつ最軽量ストーブ「MICRO」
ソロキャンパーや女子キャンパーを狙い撃ちしてきた新作モデル「MICRO」。Mt.SUMI歴代で最小&最軽量な薪ストーブとなっており、収納時の本体サイズはW28×D22×H20.5cmとA4サイズほど。本体はスチール製でMt.SUMI独特の重厚感はあるものの重量は5.9kg程度と意外と軽い。
車載・収納時に場所を取らないコンパクトサイズ
特筆すべきは商品名である「MICRO(マイクロ)」に表れているこのコンパクトサイズ。設置時のサイズは小さく、ソロ用のティピー型やパップテントにピッタリ合いそう。
煙突などの部品は全て本体内に収まるため、車での移動や収納時に場所を気にする必要はありません。
薪ストーブ・焚き火台・コンロと1台3役
実はこのモデル、薪ストーブとして暖を取るだけでなく、天板を外せば焚き火台にもなります。本体上部から二次燃焼効果によるダイナミックな炎、さらに本体正面のガラス面からも揺らめく炎を観賞することができます。
付属されている焼き網(グリル)を使えば、暖を取りながら調理も可能と1台3役をこなします。
コンパクトながら暖房能力に優れた薪ストーブ
コンパクトサイズですが、本体はスチール製のため暖房効果は最大熱量1kwと高い。さらに二次燃焼構造とバッフル効果により、煙や灰も少なく後片付けも簡単。
商品詳細
商品名:Woodstove MICRO
サイズ:W29 × D22.5 × H38.5cm
※脚展開・煙突含まず
:W29 × D22.5 × H43.5㎝
※脚展開&グリッド&煙突立ち上げ含む
:W29 × D22.5 × H21.5㎝ 収納サイズ
:H1.6m ※煙突+本体(使用時最大)
重量:5.9kg ※本体のみ
:7.9kg ※付属品込
素材:鉄(本体)
:ステンレス(煙突、煙突固定リング
、火バサミ、焼き網)
最大熱出力:1kw
価格:¥20,000(税込) ※2023年11月
経年変化を楽しめる「AURA ver.2 SUS」
旧モデルよりブラッシュアップされた”AURA ver.2”に、Mt.SUMI歴代初のステンレスを採用したモデル。サビに強くメンテナンス性に優れているため、薪ストーブ初心者でも扱いやすい。
機能面については、一部を除いて”AURA ver.2”と同様。各部に採用されたリベット留めやステンレス素材のシャープな質感が、これまで以上に”ギア感”を高めている。
なお、こちらはオフィシャルサイト限定販売となっており、次回の販売が11月中旬となっているため、気になる方はMt.SUMI公式サイトを要チェック。
サビに強くメンテナンス性に優れたタフなボディ
ステンレスは錆びにくく剛性が高いため、スチールのように使用後にサビ防止対策(油を塗る等)をする必要がなく、汚れや水分を取り除く程度と管理がとても簡単。
サイドのガラスがさらにクリアに
排気口の構造を一部変更することで、両サイドのガラスが曇りづらくなっている。
”自分だけの個体へ”経年変化を楽しめる
ステンレスは熱を加わることで、表面が焼けて色合いが変化します。唯一無二な自分だけの個体へ仕上げていくのも楽しさの一つ。
実は素材で変わる調理方法
”焼く・炒める・揚げる”といった高温調理をするなら、蓄熱性に優れたスチール製の「AURA ver.2」、”煮込む・保温”するなら、ステンレス製の「AURA ver.2 SUS」が適しています。
炎を眺めながら暖を取るのも魅力ですが、天板を使った焼き物や炉内でオーブン料理など楽しめるのも、薪ストーブの醍醐味です。
商品詳細
商品名:Woodstove AURA ver.2 SUS
サイズ:W41 × D40 × H48cm
※脚展開・煙突含まず
:W74.5 × D40 × H53㎝
※脚展開&グリッド&煙突立ち上げ含む
:W46 × D38 × H37㎝
※収納サイズ/煙突立ち上げ含む
:H2.7m ※煙突+本体(使用時最大)
重量:19.7kg ※本体のみ
:25.9kg ※付属品込
素材:鉄(本体)
:ステンレス(煙突、煙突固定リング
、火バサミ、焼き網)
最大熱出力:6kw
価格:¥77,000(税込) ※2023年11月
※オフィシャルサイト限定モデル
冬季に熱燗が呑めるオプション
ストーブの熱でお湯が沸かせるウォータータンク「TOKKIRI 2 」。熱燗も可能なため、酒好きキャンパーにはたまらい。これを使えば湯わかしで天板を占領せずに済むため調理が捗ります。
なお、こちらはMt.SUMI薪ストーブ全モデルに対応しており、容量が1.4Lの「TOKKURI 2」と2Lの『2点フック ver.2』の2タイプをラインナップ。
他にもストーブファンや煙突ガードなど、モデルごとにオプションが豊富にラインナップされているため、キャンプスタイルに合わせて追加してみましょう。
Mt.SUMIが選ばれる理由を体感しよう
今季モデルはブラッシュアップから新モデル投入など、まさに当たり年。しかし、残念ながら全モデル即完売の入荷待ち状態と待ちきれない。そんな気の早いあなたに朗報!なんと週末に開催される業界最大級のイベント「FEILD STYLE JAMBOREE 2023」にて、これらニューモデルが販売されるとのこと。イベント当日はMt.SUMIブースへ直行して新モデルを体感してみてはいかがでしょうか。
商品お問い合わせ・購入:Mt.SUMI
公式サイト:https://mt-sumi.com
皆さん初めまして、CAMPLUS編集部のTakamotoです!最近のキャンプブームもあって、新しいプロダクトがたくさんリリースされて、もうワクワクがとまらない毎日です♪編集部では最新ギアの紹介を中心に紹介いたしますが、スタッフが自腹購入したギアレビューなんかも書いてくので、お時間ある方は是非見てくださいネ!