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コールマンのビンテージランタンを知れば知るほどハマってしまうワケとは?購入するときの注意点も徹底紹介

現在のキャンプ用ランタンの主流はLEDとなっており、1000ルーメン以上の明るいLEDも登場していますが、まだまだビンテージランタン市場も熱く、キャンパー憧れのキャンプギアとなっています。しかし、LEDに比べるとメンテナンスや手間がかかるホワイトガソリンのビンテージランタン、それを愛用するワケとは?今回はコールマンのビンテージランタンの魅力、購入するときの注意点をじっくり紹介します。

コールマン ビンテージランタンとは

ビンテージランタン

ビンテージランタンと一言にいっても、灯油やパラフィンオイルが燃料のレイルロードランタンやハリケーンランタンなどがあり、ブランドや種類もさまざま。

そんな奥が深いビンテージランタンですが、そのなかでも絶大的な人気を誇るのが、アメリカのアウトドアブランド「コールマン」のホワイトガソリンが燃料のランタンです。

「コールマン」は言わずと知れたアメリカの老舗アウトドアブランドで、現在もホワイトガソリンのランタンを製造。しかし、そのホワイトガソリンの歴史は長く、1901年創業の初期よりランタンを販売。そのため、構造はほぼ変わりませんが、時代によってカラーやカタチなどモデルが異なります。

コールマンビンテージランタンの魅力ポイント1

ビンテージランタンの年月

燃料タンクの裏に製造年月が刻印されており、自分の誕生日と同じ年月の「バースディランタン」を探せます。ただし、製造されていない月もあるため、誕生日と同じ年月を探すのは苦労しますが、それを探してコレクターにしている人もいます。また、自分用だけでなく、家族や友人へ「バースディランタン」をプレゼントすることも可能。

コールマンビンテージランタンの魅力ポイント2

ビンテージランタンのメンテナンス

何十年経っても、現在販売されているランタンとほとんど作りが変わっておらず、修理しやすい!また、きちんとメンテナンスをすれば、長く使用することができ、筆者が持つコールマンのビンテージランタンの一番古いモノは、1948年製造で74年前のモノですが、今でも現役で使用できます。電化製品のように壊れることが少なく、丁寧に使用すれば長く使える点も魅力。

ビンテージランタンの魅力ポイント

ビンテージランタンの種類

「コールマンビンテージランタン」といっても、色やカタチ、細かい部分ではディカール(ラベル)やブランドの刻印の表示が微妙に異なり、1つ購入すると、違うタイプのモノが欲しくなります。

ビンテージランタンの中でも人気が高い「200A」

ビンテージランタン200A

コールマンのランタンの中でもワンマントルのもの、ツーマントルのもの、また時代によってモデルがさまざまありますが、その中でも「コールマンビンテージランタン」の花形ともいわれているのが、光源が1つのワンマントルの「200A」です。

「200A」の特徴はなんといっても「レットボディ」になります。正確にいうと「200A」もマイナーチェンジがあり、赤いボディではないモノもありますが、1951年から約33年間作られた、コロンとしたカタチの「200A」は、キャンパーの憧れのランタンで、今でも高値で売買されています。

大きさはツーマントルのものより、一回り小さく、持ち運びしやすい大きさ。ツーマントルほど明るくはないですが、それでも2000ルーメンほどあり、十分キャンプサイトを明るく照らしてくれます。

購入時にチェックする点は

ビンテージランタン

現在製造されていないビンテージランタンには新品のものはなく、一度も使わていない「未使用品」でも、年月が経っているため必ず点火できるとは限りません。

ビンテージランタンは、まず修理することを前提に購入しますが、購入時まず確認してほしいのが、グローブ(ガラス)が割れていないか、ひびが入っていないか確認(ビンテージランタンのオリジナルのグローブは「Made in USA」のPYREX)しましょう。

ビンテージランタンのグローブ

また、部品がちゃんと揃っているかどうかも確認。小さい部品ですが、ベンチレーターを留める「ポールナット」や「燃料キャップ」がない場合や、違うモデルのモノが使われている場合もあります。

ポールナット

ただし、それらの部品がなくとも、その部品だけを別途購入することも可能です。そういっても現在販売されていないビンテージ商品ですので、そのモデルに合うモノを探すのが大変な場合があります。

実際、触って購入できる場合は、ポンピングがちゃんとできるかもポイント。ただし、ジェネレーターの稼働など細かい部分は分解してみないとわかりません。ジェネレーターやポンプカップなどの消耗品は交換するもの!と思って購入するのがよいでしょう。

初めての人でも修理しやすいのがコールマンランタンの良いところですが、「できない!!」と思っている人は、コールマンランタンの修理を専門的に行っているところに修理依頼をするのもひとつの方法です。

メンテナンス方法

ランタンのジェネレーター

コールマンランタンは日常的にメンテナンスをすることで、消耗品の寿命を延ばすことができます。

ジェネレーター

ジェネレーター

ジェネレーターとは、気化したガソリンが通る部品。燃料つまりが起こる原因になりやすい場所です。ここは定期的にすすを取り除きましょう。また、先端の細いニードル部分が曲がっていないか、短くなっていないかもチェック。もし、ニードルが短くなっていたり、変形していたら交換しましょう。

ポンププランジャー

ポンピング

ポンピングを行い抵抗力がない場合や、操作がスムーズに動かない場合は、ポンピングカップが破損していないか確認。また、それが乾燥しないように、ポンプカップ用のオイル(リュブリカント)を注入して、乾燥防止をしましょう。

「育てるギア」としてビンテージギアを楽しもう

ランタンの光

技術の進化により、さまざまなギアは「簡単に、楽に」使えるようになっています。そんな便利な時代に逆行するのがビンテージギアです。

手入れが必要で点火にも手間がちょっとかかりますが、「手がかかる子ほどかわいい!」。ガソリンランタンの柔らかい光は、LEDにはない居心地さがあり、そのひと手間を忘れるほどです。

スイッチひとつで点火できないため、「機械いじりが好きな人向きギア」。古いモノなので、初めはサビがあるのが当たり前。手入れをして使っていくと味が出てくるので、気長に楽しみたい人におすすめです。ただし、きちんと手入れをすれば孫の世代まで長く使えるアイテム。LPガスより燃費もよく、コスパがよいランタンです。

アメリカのアンティークモール

販売されていないビンテージギアですので、購入先は「ネットオークション」「個人売買」「セカンドショップ」など。

ビンテージコールマンランタンは年々オークションでも値段が上がっています。リストア済みで「点火確認済」のモノはやはり高額。機械いじりが好きな方は「ジャンク品」(点火できるかどうか不明)を購入して、自分でリストアする手もあり!「ジャンク品」は「リストア済み」より、安く販売されていることが多いです。

また、アメリカのアンティークマーケットやアンティークショップでも、ビンテージランタンが出回っており、本場アメリカでも年々値段は上がってきています。しかし、日本で購入するよりは低価格である場合が多いため、アメリカに旅行に来た時に購入するというのもひとつの方法ではないでしょうか。

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