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キャンプで使うシュラフを季節によって使い分けるのは面倒ですよね。何個も買うのもコスパが悪いし、できればオールシーズン使えるシュラフがあれば楽ちんですよね。今回はそんなシュラフをご紹介します!
化繊シュラフとダウンシュラフの違いとは?

シュラフ(寝袋)には主にダウンと化繊の2タイプがあります。ダウンは羽毛が詰まったもので冬でも暖かく保温性に長け、軽くてコンパクトに収納できますが、値段は高額なものがほとんど。
化繊は、中綿が詰まっていて保温性がダウンより落ち、収納サイズも大きく春夏用、秋冬用と季節や気温によって使い分けなければなりませんが、値段はダウンの半額以下のものが多いので手軽に買いやすいというメリットがあります。
とは言え暖かい時期や夏は薄手の安価なシュラフでも十分ですが、寒くなってくると、化繊シュラフでは快適に眠ることが難しく、寒くて眠れない夜を過ごすこと…なんてことも。
じゃ、そもそも化繊シュラフは使えないんじゃないの?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
化繊シュラフの中にもダウンシュラフに負けず劣らずな冬でも快適に眠る事ができるシュラフがあります!
その中でも今回ご紹介するSnugpak(スナグパック)の『ベースキャンプスリープシステム』は春夏でも秋冬でも使えるオールシーズン対応の化繊シュラフです。
オールシーズン快適な『ベースキャンプスリープシステム』とは

『ベースキャンプスリープシステム』が他のシュラフと大きく違う特徴は、まず2枚組という事。デザートタンカラーのシュラフと、オリーブカラーのシュラフ、2枚のレイヤーがジップで連結し重なって1つのシュラフになっている構造なのです。
もちろん、取り外し可能で、1つのシュラフが2つのシュラフにもなります。
春夏は、1枚取り外して薄手にし使えますし、冬はそのまま2枚組で使う事でダウンシュラフ並みに暖かく使う事ができます。
快適温度マイナス12度と表示されていますが、冬で快適に使用したい場合は、少し厚着でカイロ一つあれば温かいです。足元に湯たんぽを入れたらさらに温かく快適です。
春夏では取り外して2人で使う事もできるので、シュラフを2個持って行かなくてもいいというメリットもあります。
これが『ベースキャンプスリープシステム』がオールシーズン使える最大の理由ですね。春夏の時期は1枚にして使い、秋冬は2枚組のまま使うことで、季節に合わせて使い分けることができる、コスパ最高なシュラフという訳です。
また、各シュラフどちらも首元には冷気を防ぐ為のドローコードが付いており、冷気を軽減できる作りになっているところもグッドです。
さすがに真冬の雪が降る気温では快適とまではいきませんが、ダウンの半額以下であればコスパも最高と言えますね。また、Snugpakのシュラフは全世界で販売されていますが、この『ベースキャンプスリープシステム』は日本限定発売だそうです。

商品詳細
メーカー | Snugpak(スナグパック) |
商品名 | ベースキャンプスリープシステム |
サイズ | 収納時 : 直径30×長さ50cm、展開サイズ : 縦(長さ)220×横(胸囲)80cm |
重量 | 3,100g |
カラー | デザートタン×オリーブ |
材質 | アウター生地:ポリエステル 「Aqualight」 インナー生地:ポリエステル「Supersoft」 中綿:シリコーン加工ポリエステル中空繊維「Isofibre」 |
価格 | 16,500円(税込み) |
そもそもSnugpak(スナグパック)ってアウトドアメーカー?

Snugpakは1970年代にイギリスで誕生した防寒に特化したアパレルブランドで、世界各地で軍の寝袋製造や防寒着製造で高評価されており、現在では軍の寝袋だけではなくキャンプギアの定番シュラフとしてもアウトドアショップに並んでいます。
もちろんテントやコットもありますが、お店に並んでいることは少ないです。なので、Snugpakはキャンプのシュラフメーカーと思っている方も少なくありません。
私もキャンプを始めて、シュラフを探すことでSnugpakを知り、シュラフのメーカーと思っていましたが、後にその歴史を知り、より信頼できるブランドだと確信しました。
他に人気のSnugpak製シュラフ
Snugpakの商品は軍で使用されるだけあって、ミリタリーテイストのデザインや色が多いです。無骨なデザイン、ミリタリー系が好きな方にはベストですね。
中でも人気が高いSnugpak独自開発の中綿ソフティがふんだんに使用されている、ダウンシュラフに劣らない「ソフティエリート」シリーズのシュラフは、真冬でも快適に使用できる仕様になっていて、よりデザインも軍を彷彿させるものとなっていてカッコいい。
他には「マリナー」シリーズの春夏秋用の1万円以下の手軽なものも最近人気が高くなってきているので手に取りやすいと思います。
ベースキャンプスリープシステムのデメリット

1つのシュラフで2枚にもなり、オールシーズン使えるシュラフですが、とにかく収納時のサイズが大きいという難点があります。残念ながら大きすぎるため、徒歩やバイクでのキャンプは難しいでしょう。
また、普通の化繊シュラフと比べてかなり収納が難しいという声をよく耳にしますが、実は裏技的なテクがあります。「綺麗に折りたたまなく入れば良し!」とういう人は、シュラフの足先から袋にどんどん押し込み、手を袋に這わせて押し込んでいけば5分程度で収納する事ができます。
私はシュラフを巻いたり綺麗にたたんだりせず、いつもこの方法で収納袋に戻しています。
化繊シュラフだからこそのメリットも

高額なダウンシュラフが気兼ねなく購入できるのであれば、それに越した事はありませんが、『ベースキャンプスリープシステム』であれば、オールシーズン使えるだけでなく、ダウンに迫る保温性が1万円台で購入できるため、かなりコスがパ良いと感じました。
それに例外はありますが、基本的に化繊シュラフは洗濯機で丸洗いできるモデルが多く、汚れたらすぐに洗って干せる所も良いですね。
なお、寝心地については多くのサイトで紹介されているように「化繊シュラフの最高クラス」と言えるでしょう!大きさのデメリットはあるものの、2人でシェアできてオールシーズン快適に使える『ベースキャンプスリープシステム』はかなりおすすめです。

20代~30代の頃は音楽活動に明け暮れ、年齢を重ねキャンプの魅力を知り、どっぷり沼に浸かり中のソロキャンパー。ファミキャン、グルキャンも月1ペースで楽しんでます。キャンプの楽しさを皆さんと共有したいです!