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アウトドアショップ店員に勧められた怪しいギア
アウトドアショップで滅入った気分をアゲてくれるギアがないか物色していると、店長が「ここだけの話いいのが入ったよ♫」っと甘い誘惑。
心躍らせランタンコーナーへ。すると変わった形のギアを差し出してきた。BOOS『炎音』・・・あまり聞きなれないブランド名。スノーピークやコールマン、ベアボーンズとも異なるアウトドアらしからぬフォルム(個人的主観ですよ 汗)
とりあえず信頼のおける店長さんの言葉を信じ、ザックリ説明を聞いてお持ち帰りしました。
揺らめく炎と音楽を楽しめるナイスギア
箱出しして説明書をサラっと読んだところ、これはLEDランプにスピーカー機能が付いた、いわゆる「一粒で二度美味しい」ギアでした。なんだか変な形だなぁと転がしたく欲求を抑えつつ、まずは商品紹介しちゃいます。
商品詳細
メーカー | BOOS |
商品名 | 炎音 リミテッドエディション |
品番/型式 | HNB-RS1-SR |
カラー | オペラレッド・クロムグリーン |
サイズ | H165×W99×D99mm |
重量 | 386g |
燃料/電源 | リチウムイオン電池 |
素材 | ABS |
付属品 | 保証書付き取扱説明書・充電用microUSBケーブル・専用フック 差込みアダプター・オーディオケーブル |
定価 | ¥6,800(税込) ※Amazon 2021年6月現在 参考価格 |
商品デザインと各部ボタン類について
実はこちらの『炎音』、スタンダードカラーはブラックらしく、私が購入したカラーはオペラレッドで、1000個限定のリミテッドエディションでした。他にも限定色としてクロムグリーンが同数販売されている。
少し前には”ヴィンテージゴールド”が通常カラーにラインナップされたようだけど、この流れいつまで続くか怖くて聞けないw
デザインはLEDランプの上にスピーカーがオンされた構成。個人的にはアウトドアっぽさが感じられないデザイン。ただそこを意識しなければインドアでも楽しめるデザインかと。
最近のキャンプギアには家電系やソファなんかあったりと、新しいキャンプブームが今後の業界を牽引するスタイルになるかもなので、あまり古い考えは持たないように注意したいところですね。
操作系は上部に集約され使いやすい
中央のボタンがLEDランプの点灯/モード変更ボタン、上にあるのが音楽の再生(一時停止)と音量調整、左右にあるのブルートゥース接続ランプと電源残量ランプ。
下側がブルートゥースの電源になっている。詳細は後ほど紹介するがブルートゥースを搭載しているから対応機種であればワイヤレスで音楽を楽しめる。それに電源はリチウムイオン電気の充電式だから、いつでもどこでも気軽に持ち出すことができるわけ♫
サイドには充電口と外部入力端子がある
充電は同梱されているmicroUSBでおこないフル充電には2~3時間かかる。距離にもよるけど、キャンプ場へ移動中に車で充電しておけば、到着時にはいい感じになってますよ。
実際にここ数ヶ月使ってますが、ランプのみだと18~20時間、音楽のみだと7~8時間、両方使うと5~6時間程度とほぼ説明書通りです。ここはリチウムイオン電池のヘタり具合で変わるから参考までに留めといて欲しい。
下側ネジに付属のフックなどで装着して使用
各カラーの発売時期や限定などの違いからか、本体と同梱されている内容がことなっている。ここでは私が購入したオペラレッドをベースに紹介します。
本体下側に装着する1/4ネジ(最近のカメラ下側ネジと同じ)に付属のフック金具を装着して、ランタンハンガーなどにひっかけて使用します。
リミテッドエディションには大型のカラビナも付いているのでウェビングテープやバッグのモールシステムなどを使う方法も可能です。
それでは実際に使用してみた感想を紹介します。
ランプでありLEDの炎を愉しむ仄かな灯り
ランプ電源をクリックする度に、次のように点灯します。
クリック→下側点灯→クリック→上側点灯→クリック→全点灯→クリック→消灯
本体中央の白い筒状部分に96個のLEDが等間隔で装着されていて、電子制御によりクリックする度に炎が揺らめいているような点灯します。カラーはかなり炎に近い暖色系だ。
ただ点灯しているだけではなく、揺らめいている感じは「まさに焚き火の炎そのもの」でした。
直視すると少し味気ないかもしれないが、テントなどに反射した灯りはかなり良い雰囲気で、かなりリラックスできます。
で、なぜ3通りの点灯パターンがあるかですが、ホノベの『炎音』はテーブルランタンとして、またフックをつけて、ランタンフックに逆さまに吊るしたりするから。だって炎を演出しているのに上から下へLEDがついちゃうとおかしいもんねw
全点灯については純粋にランプとして使用するわけだけど、正直このギアは雰囲気を楽しむギアであり、明るさを求めてはいけないとだけ付け加えておきたい。
スピーカーとして使えば気分もアゲアゲ
私はiPhoneと接続(ペアリング)したが、ブルートゥース Ver 4.2に対応した機器でないと使えないので注意が必要です。
まず本体のブルートゥース電源を数秒押して放すと、重低音の効いたサウンドが返ってきて「やるな、コイツ」と笑みが溢れてしまう。次にiPhone側のブルートゥースで「HNB-RS1」と表示されたらクリックして接続と作業はこれだけ。
なお、接続を解除しないと他の機器と接続できないので、スマホ以外でPCやサウンドプレイヤーなど使う場合は注意しよう。
本体と機器とのブルートゥース接続可能距離は10m程度とこれも説明書通りだが、障害物などあると途端に悪くなったので、現実的に5m程度までと考えるのが無難かも。
気になる音質だが、、、、、正直価格以上の価値は感じました!
BOOSE(ボーズ)のような音質を求めるのではあれば、こちらの『炎音』はオススメしません。そもそもこの価格でそこまで求めるのが間違い。でもスマホレベルの音質は十分体感できるかと思いますよ。
あとYoutubeなどの動画系サービスで使うと、音声の遅延が0.5秒ほどあります。BGM程度で動画みるなら問題ないかな。
2台接続で迫力のステレオモードに!
残念ながら2台購入する予定はないので画像がありませんが、2台をブルートゥースで接続するとステレオモードになるようです。サイトで左右対処に設置してお洒落キャンパーになりたいって方にはオススメしますw
LEDの炎に癒されBGMで好物のバーボンを呑る
正直好みが分かれるギアなのかもしれないが、個人的には固定概念は持たない方がよいかと考えさせられたギアでした。最近は自宅でも使えるクオリティが高いキャンプギアも増えているわけだし、こういった新しい要素はどんどん取り入れていくのもありではないでしょうか。
ただスピーカーとして使用する場合は、周辺キャンパーへの配慮も大切です。キャンプ場では、川のせせらぎや小鳥のさえずりなどを楽しみにきているキャンパーも多い。
使い方を間違えなければ十分気分をアゲてくれるギアなので、ぜひ家族や仲間と楽しんでみて欲しい。
キャンプといえば焚火。最近は「ONE OK ROCK」をBGMにフュアハンドランタンを眺めながら火を育て、まったりと呑る至福の一杯にハマっています。