強力な保冷力 のクーラーボックスの選び方
初めに保冷力のあるクーラーボックスを選ぶときに気をつけておくべきポイントを3つご紹介します。
「形がかっこいいから」や「好きなメーカーだから」という理由で選んでしまうと、自分の使い方に合わず後悔することも。必ず下記のポイントをチェックしてから購入してくださいね。
POINT1 自分に合った容量を選ぶ

ハードクーラーボックスは容量選びに注意が必要です。
たくさん入るからと容量の大きいものを選ぶと重く持ち運びが不便になり、逆に小さすぎると入れたいものが全て収まらなくなります。
まず、「何人で使うのか」、そして「何泊するのか」でサイズを選ぶ必要があります。
容量40~50リットル:ファミキャンやグルキャンにオススメ

4〜5人で一泊程度のキャンプだと、40〜50リットルあれば安心です。
寒い季節は飲みものなどはクーラーボックスを使わず、そのままカバンやリュックなどに入れて持ち歩けるので40リットル程度ですが、暑い季節はクーラーボックスに入れるものも多くなるため50リットルあった方が使いやすいでしょう。
容量15〜20リットル:ソロキャンプにオススメ

ソロであれば軽くコンパクトなのがいいですよね。容量もそれほど必要ではないので15リットルあれば十分ですが、連泊するのであれば20リットル程度のタイプがよいでしょう。
例えば、一人飲みでお酒類をたくさん持っていきたい人は、容量は少し大きめにしておくことで、これからの暑い季節に冷たいビールをおもいっきり飲めますよ。
用途に合わせて使い分けたいなら複数持ちが便利

ハードクーラボックスを1つしか持っていない場合、季節や使用人数が変わると中身がスカスカになったり窮屈になったりします。
そんな時には複数持ちが便利。ハードクーラーボックスだけでなく、ソフトクーラーボックスもあると更に使い勝手がいいですよ。
我が家は基本的に30リットルのハードクーラーボックスとソフトクーラーボックスを併用しながら、真夏は同じ大きさのハードクーラーボックスをプラスして、飲料水をたくさん保冷しています。
早い時間帯に使用するものや、野菜などの保冷が低くても傷みにくいものをソフトクーラーボックスに入れることで、使い終わった後コンパクトに収納でき荷物が減るのでいいですよ。
クーラーボックスが複数あると、連泊や人数などの状況に応じて使い分けられるのでおすすめです。
POINT2 断熱材の素材も確認しておく

クーラーボックスは外観からはわかりませんが、中に使われている断熱材が違う場合がります。
断熱材の種類は大きく分けて3種類。
- 断熱効果が高い真空断熱パネル
- 断熱性が高く値段が手頃なウレタンフォーム
- 価格重視の発泡スチロール
真空パネルは、軽量で断熱効果が抜群なため持ち運びしやすいメリットがある一方で、破損すると機能が低下するので取り扱いには注意が必要です。
ウレタンフォームは、断熱性が高く値段も手頃でよく使われているタイプです。しかし、厚さがあるものは重くなるデメリットも。
発泡スチロールは、他の二つに比べると断熱性が低めですが安い価格なので手軽です。寒い季節やサブ役として使用するのに向いていますね。保冷力の強力なタイプではあまり使われていません。
POINT3 便利な機能をチェック

ハードクーラーボックスを使うときは、できるだけ使いやすいものを選びましょう。
大きいサイズだとキャスターや持ち手がついているタイプが多く、持ち運びが楽なのでおすすめ。また、大人数で使う場合は頻繁に開け閉めをするので、蓋に小窓がついているものだと冷気が逃げにくいでしょう。
その他にも栓抜き付きや水抜きができるタイプ、他には蓋に飲み物を置く凹みがあったり、椅子として使えるものなどもあります。
自分が便利に使える機能がついているかも、合わせてチェックしておくと使いやすいですよ。
【 強力な保冷力 】ハードクーラーボックス7選

ここからは実際に発売されている人気の商品をご紹介。保冷力の良いものばかりを厳選して選んだので、是非チェックしてみてください!
キャンパーの定番 イエティ『タンドラ35』

ミリタリーな色合いにシンプルなロゴが男性だけでなく女性にも人気の商品。容量は28.3Lとカップルや夫婦での使用におすすめです。
厚さ5センチのポリウレタンの断熱材を使用していることや、密閉性を上げる構造で保冷力をアップ。炎天下でも氷が溶けなかったというレビューも。
また、蓋やボディに継ぎ目が無いため外からの衝撃に強く、耐久性に優れているため長く使いたい人にもぴったりですね。
キャリーカートとしても使用できるローバーの『ローラー45』

カラフルな色味と大型キャスターで持ち運びのしやすいクーラーボックス。どこでもハンドルを持って転がすだけなので楽々です。
また、付属されている折り畳み式収納ボックスはクーラーボックスと同じ『ROVA(ローバー)』のロゴ付きでカッコよく、キャリーカートとしても使用可能。
別売りのオプションアイテムも充実しているため、よりオリジナル色を出したいファミリーにおすすめです。
ロングセラーモデル コールマン『54QTスチールベルトクーラー』

誕生から愛されて続けているコールマンのロングセラー商品。2リットルのペットボトルが12本収納できる51リットルの大容量タイプなので、イベントやグルキャンにもぴったり。
蓋部分のレバーを動かすだけでロックでき開閉が楽なことや、内部に凹凸が少なくお手入れしやすいのも大きなメリットです。
使いやすさと保冷力をバランス良く備えた商品で、「クーラーボックスで失敗したくない」という人はこれを選ぶと間違いなしですよ。
最大10日間氷が溶けない!オルカ『クーラーズ 40クォート」

シャチの学名『orca(オルカ)』からもじった保冷力抜群のハードクーラー。最大10日間氷を保持できるとされている 強力な保冷力 が魅力の商品です。
カラーも豊富でアウトドア向きのミリタリーからカモフラ柄まで充実。背面にバックポケットが付いており、小物類の収納もでき◎
連泊の多い人や「まずは保冷力!」って方は要注目ですよ。
使い勝手抜群 アイスエイジ『クーラーボックス 45QT』

さまざまな機能が搭載された使いやすさが魅力のアイスエイジ。カッティングボードやワイヤーバスケット、ドリンクホルダーなどを標準装備しているため、装備を買い足す必要もなくこれ一つで便利に使えます。
しかも、ラッチハンドルを採用することで、ハードクーラーボックスでよくある開けにくさを解消。女性や子供でも開けやすく、42.6リットルの容量はファミリーにおすすめ。
蓋にはスケールがデザインされており、釣った魚のサイズなどを図ることもできます。
ソロに最適 スタンレー『新ラッチ クーラーボックス 15.1L』

手頃な価格で男前なルックスが人気のクーラーボックス。15.1リットルで手軽に持ち運べ、ソロキャンプに最適なサイズ感です。
フタのゴムロープにはボトルや小物類などをはさめ一緒に運ぶことができ、取り外せば椅子としても使用可能。
クーラーボックスとしても密着度が高い作りになっているため、2度以下の状態で最大24時間保冷してくれる。キャンプはもちろん釣りにも向いていますよ。
低価格で使いやすい ヒャド『クーラーボックス27R』

25.5リットルで2、3人の使用にぴったりなサイズ。ハンドルがEVAチューブで握りやすく、5.5kgで比較的持ち運びやすいのもいいですね。
2万円以下でリーズナブルなため「他の高価なクーラーボックスには手が届かない」という人にもおすすめです。デュオキャンプや子供が小さいファミリーキャンプにも大きすぎないサイズ感がぴったりですよ。
低価格で抜群の保冷力『クローバーFIELDOOR NORTHERN COOLER BOX』

機能性の高いパッキンで高い保冷力のある商品。42.5リットルで大人数の使用に向いている大きさです。
前方に低圧リリースボタンが装備されているため、気圧の変化で蓋が開かなくなることを防げ、山などの高所での使用にも向いています。
蓋にはすべり止め加工がされているため物を置いても落ちにくく、底部にもすべり止めグリップが付いていて安心です。
【もっと冷やしたい派はこちら】ポータブル冷蔵庫3選

上で紹介したハードクーラーボックスのような保冷ではなく、さらに冷やしたいという人には冷蔵庫タイプがおすすめ。
屋外でもコンセント無しで持ち運べるポータブル冷蔵庫3点をご紹介します。
転がして持ち運べる冷温庫 マキタ『充電式保冷温庫』

最大の特徴は”冷やすだけでなく保温もできる”マキタの充電式保冷温機。
-18°まで下げれるため真夏でも氷が作れ、寒い季節には飲み物を温めることも可能。マキタのバッテリーを使用すればコードレスでどこでも使え、自動車のシガーライターソケットでも接続できます。
キャスター付きで持ち運びに便利な上、USB端子を接続すれば内蔵されているバッテリーでスマホだって充電できちゃう優れ物。
オールシーズンいろんな場所で使いたい人にぴったりですね。
カセットボンベでも冷やせる3WAY『ドメティック ポータブル 3way冷蔵庫』
『ドメティック』の最大の魅力は3WAY構造であること。自宅ではAC100V、移動時は車のシガーソケット(DC12V)、キャンプ場ではCB缶(カセットボンベ)と場所を選ばずあらゆる方法で冷蔵することができる。
CB缶1本で最大20時間程度使用できるので、使いたい日数分だけ購入すればいくらでも連泊できますね。
31.5リットルとたっぷり容量なのでデュオにもぴったりですよ。
しっかり早く冷える エンゲル『冷凍冷蔵庫 ポータブルSシリーズ』

短時間ですぐに冷える冷却性能抜群の冷蔵庫。一人使いにぴったりな14リットルで車中泊にもぴったり。
価格もクーラーボックスとそれほど変わらないため、手軽に使いたい人に向いている商品です。
強力な保冷力と自分に合った使いやすいものをチョイス

クーラーボックスなのでもちろん保冷力の強いものがいいですよね。しかしそれだけでなく、使いやすさや他の便利な機能にも注目して選べば、より快適に使用することができます。
また、いくつかのクーラーボックスを季節や使う場所、使用人数によって使い分けるのもおすすめです。
それでも保冷力が心配な人やもっと冷やしたい人は今回紹介した冷蔵庫系も選択肢に入れておくと選ぶ幅も広がりますよ。
今回の記事を参考にあなたにぴったりのものを選んでみてくださいね。
関連記事
ハードクーラーボックスは大きくてかさばるから苦手って方は、こちらの 強力な保冷力 で注目されている、ソフトクーラーボックスもおすすめですよ!
こんにちは。三人のちびゴリラを育てるアラサーママyama_muraです。キャンプ前からギアにハマり、ギア経由でキャンプをはじめた変わり者。休日はキャンプ場で大自然と戯れ、暇があれば調達してきた薪をひたすら割ってます。田舎に住んでてよかった!ロープ達人の旦那、喧嘩しながら遊ぶ子ども達とキャンプライフを楽しんでいます。