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アウトドアブランド 「スノーピーク」について

1958年創業、60年以上の歴史を持つ日本のアウトドアメーカーであるスノーピーク。
製品は永久保証であったり、他にはない特別感を演出するイベントの数々から、「スノーピーク沼」や「スノーピーカー」と呼ばれるファンを数多く持つ日本を代表するアウトドアメーカーです。
同社から販売されるドームテント「アメニティードーム」は初めてのテントとして必ず候補の一つになるぐらい、日本のキャンプシーンになくてはならない存在です。
フラットバーナー GS-450とは

そんなスノーピークから発売されている『 フラットバーナー GS-450』は、比較的高価なギアが多いイメージの同ブランドの中でも、特にコスパに優れたシングルバーナーとして大人気の商品です。
IGTアイアングリルテーブルフレーム装着イメージ

画像のように同社のIGTシステムに対応しており、こちらのIGTアイアングリルテーブルフレーム、エントリーIGT、IGTスリムといったテーブルに取り付ける事ができます。もちろん専用の脚が付属しているので、シングルバーナーとしても利用が可能です。
IGTスリムテーブル

出典:Amazon
「フラット」の名の通り、IGTに取り付けた際は天面がフラットになることで、一体感のあるデザインが特徴で、バーナーヘッドが外部に露出していないため、耐風性にも優れています。


燃料はOD缶 ギガパワーガスシリーズが安心
使用する燃料はOD缶のガス缶で、同社のギガパワーガスが推奨品です。ギガパワーガスには銀缶と呼ばれる「イソ」と金缶と呼ばれる「プロイソ」があり、フラットバーナーはどちらにも対応しています。
プロイソは低温時でも火力が落ちないようになっており、秋から冬の低温時のキャンプで使用します。大体20℃を目安に使い分けすることが推奨されているので寒い時期は「金缶」と覚えておくと良いでしょう。


フラットバーナー GS450分解可能でお手入れ簡単

ほとんどの部品が分解できるので、吹きこぼれたり油が飛びはねても綺麗に拭き取ることができ、使用後も清潔に保ことができます。構造もすごくシンプルなので組み立てに迷うことはありません。
部品はプレート、バーナーヘッド、ゴトク、シングルバーナーとして使う場合の脚、以上4点です。まずプレートにバーナーヘッドを取り付け、上からゴトクを被せます。プレート両端部の穴に脚を取り付けて完成です。
フラットバーナー GS450使用方法

ゴトクはかなり大型で太い金属製となっており、熱による変形などもなく、大型の鍋や重たいダッチオーブンを置いても問題ありません。
秋冬と寒い時期のキャンプ飯として、我が家ではこのバーナーで鍋を囲むことが多く、かなり重宝しております。

火力調整はOD缶の取り付け部にあるツマミで調整します。ツマミをひねり、ガスを出してからツマミの横にあるイグナイター(点火装置)を押すことで点火します。
プレートバーナー GS-400との違い

製品比較
製品 | フラットバーナー GS-450 | プレートバーナー GS-400 |
重量 | 1.9kg | 2.7kg |
耐風性 | 強い | 弱い |
ガス取付方法 | 正立式 | 倒立式 |
OD缶 対応燃料 | ギガパワー 通常イソ 低温時プロイソ | ギガパワー イソ ※低温時でもイソ可 |
燃料費 | やや高い | 低い |
収納性 | 低い | 高い |
残念ながら2021年度のカタログから姿を消し、現在ではプレミア価格で取引されている、スノーピークのプレートバーナー GS-400 との違いについて比較してみました。
プレートバーナー GS-400は、ゴトク部分がプレート上面に取り付けてあり、バーナーヘッドもプレート上面への取り付けであることから耐風性でフラットバーナーより劣ります。
また、プレートバナー GS-400のガス缶の取り付けは倒立式で、『 フラットバーナー GS-450』は正立式になります。倒立式の場合は銀缶のみで低温でも火力が落ちにくいという特徴があります。ただし、部品点数が多くなることからフラットバーナー GS-450より重くなります。
正立式の『 フラットバーナー GS-450』は使用する温度が低ければ金缶(プロイソ)にする必要があります。銀缶(イソ)より単価が高いので、ランニングコストは高くなり、燃料の管理も必要です。
プレートバーナー GS-400は、脚を畳んでケースに収納するのに対し、『 フラットバーナー GS-450』は分解して袋に収納するので、撤収が楽なのはプレートバーナー GS-400、細かい部分まで綺麗に掃除できるのは『フラットバーナー GS-450』ということになります。
IGT互換の他社製テーブルとの組み合わせも良い

IGTはバーナー以外にも多数の対応商品があり、非常に人気のあるシリーズです。
国内、海外のキャンプメーカーからも互換品のテーブルなどが多数販売されており、たくさんの組み合わせから自分に合ったスタイルで使用できるのも一つの楽しみです。
我が家では自作フレームにツーバーナー仕様
自作フレームをDIYすることで、好みに合ったスタイルにすることもできます。我が家では自作のフレームにフラットバーナー GS-450 2台を並べてツーバーナーとして使用しています。
互換性の高いメーカーは多数あります
・アイアン工房:アイアンテーブル
・オーヴィル(Auvil):ガーデンファミリーテーブル
・エイチエックスオー デザイン(hxo design):モジュラーテーブルシステム
人気のIGTシリーズなだけに、ガレージブランドを中心に色々なパーツがリリースされているようなので、自分のスタイルにあった物を見つけてみてはいかがでしょうか。
フラットバーナー GS-450のまとめ

スノーピークの『 フラットバーナー GS-450』は省スペースで風に強く、スノーピークのIGTシリーズのフレームにはもちろん、他社メーカーのフレームにもフィットする非常に汎用性の高いシングルバーナーです。
コスパも良いバーナーなので、ファミリーキャンプ時は2台並べてハイカウンターのツーバーナーとして使用し、ソロやデュオではローテーブル埋め込みのシングルバーナーとして使用することもできます。
ファミリーキャンプから使い初めて、子供が大きくなりソロやデュオキャンプへ移行したとしても問題なく使えます。色々なスタイルで使用することができるのはありがたいですね。
長期間に渡り、変化するニーズに適応できる商品だからこそ、多くのキャンパーより支持される人気商品なのかもしれませんね。



キャンプに興味を持ち始めてどっぷりハマってしまった二児の母erryです。 子供と旦那男子3人女子1人の、家族で楽しめるものを物色中! 今しかない子供達との時間を大事にしていきたいと思って一緒に楽しんでいます。