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ogawaテントの『ヴィガス』は、1人から2人用のドームテントですが、ツールームテントと同じぐらい広い前室が魅力的なテントです。デザインとカラーがおしゃれで、以前から欲しかった憧れのテントでしたが、遂に購入できました。実際に使用して感じたことを徹底レビューしますので、ぜひ参考にしてください。
憧れのogawaテント
ogawaは1914年創業の老舗アウトドアブランドです。100年以上つづく歴史は高い製品クオリティによるもので、キャンパーから絶大な信頼があります。特にogawaのテントはワンランク上のテントとして、キャンパーの憧れです。
ogawaテント『ヴィガス』とは?

『ヴィガス』は小さめのファミリーテントとして、小さな子供がいるファミリーに人気があります。使用人数は2〜3人向けですが、ソロで使用している人も多いです。ソロの場合は、スペースをゆったり使用できるのでおすすめ。
『ヴィガス』を使用して分かった3つの魅力
背が高く広い前室

前室が広いテントは数多くありますが、背が高いテントはそんなにありません。ヴィガスの前室にある出入口は最大192cmの高さもありますので、出入りするときに腰を屈めなくても大丈夫です。
前室の広さは横幅が約250cm、縦幅195cmとツールームテント並みの大きさ。テーブルやチェアを前室に全て置けるので、タープが不要です。寝るときはキャンプギアを全て前室に片付けることができます。
オールシーズン使用できる

『ヴィガス』は季節を問わないオールシーズン対応のテントです。スカートがあり、冷気の侵入を防いでくれるので冬キャンプでも使用できます。テントのサイドと前後の出入口が全面メッシュになり、インナーテントにある前後出入口も全面メッシュになるので、通気性は抜群!夏でも使用できます。
インナーテントを外せば、シェルターとして使用可能です。夏はインナーテントを使用しないほうが涼しく快適に過ごせます。
テント内からの景色が素晴らしい

テントの入口が広くて高いので、テント内から外の景色を楽しむことができます。『ヴィガス』の場合は、入口の背が高いので、空の様子まで見ることが可能です。
テント内からここまで外の景色を堪能できるテントは他にあまりないでしょう。これも『ヴィガス』の大きな特徴ですね。
最初は少し手こずる『ヴィガス』の設営

複雑な設営方法ではないので、慣れたら設営は簡単なのですが、最初から数回の設営は少し苦労するでしょう。筆者も初めての設営時は苦戦しました。

ヴィガスはフライシートのスリーブにポールを通して立ち上げるアウトフレーム方式のテント。コールマンのツーリングドームのような吊り下げ式のドームテントに慣れていると最初少し戸惑うでしょう。吊り下げ式のほうが設営が簡単だからです。
まず、2本の長いポールを交差しているスリーブに通します。このときにポールが上下になるので、常に上になるポールを決めて印を付けておきましょう。

フライシート前後裾部のテープにあるピンに、スリープを通したポールを差し込んで固定してから立ち上げます。購入したばかりのポールはクセがついてないので、ポールをピンに差し込むのが大変でした。数回設営すると楽になりますので、それまで我慢してください。

前室用のポール(先端が赤色)を取り付けます。このポールは短いので初めてのときでも簡単に取り付けることはできました。フライシートの真ん中にもスリーブがあるので、1番短いポールを取り付けます。
全てのポールを取り付けた後に、四隅をペグダウンしてください。雨風に備えて、張り綱を取り付けてしっかり補強しましょう。

最後にインナーテントを取り付けて完成です。インナーテントは吊り下げ式で、リングにフックを掛けるだけで簡単。

インナーテントですが、全開した扉をインナーテント内にある大型ポケットに写真のように収納できます。インナーテントにはランタンフックがありますので、使い勝手はよいです。
こんな人に『ヴィガス』はおすすめ!
『ヴィガス』の特徴からおすすめしたいのはこんな人です。
腰痛持ちの人
出入り口の背が高いから屈むことがなく腰が痛くなりずらい。
虫が苦手な人
全ての扉がメッシュになるので虫の侵入も防げるし、夏はフルクローズでも快適
ゆったり過ごしたい人
前室がかなり広く、多少荷物が多くてもゆったり過ごせます。
オールシーズン使用したい人
フライシートやインナーがメッシュにできるから夏は涼しく、スカート付きだから風や冷気の侵入を抑えてくれるので、秋冬も含めて一年通して快適に過ごせます。
ソロで贅沢に過ごしたい人
数人で使用できる幕ですが、広すぎず狭すぎずと一人だとかなり快適です。
シェルターとしても使いたい人
インナーテントを外すと大人3人は寝れるほど広くなります。
ソロから少人数で快適なキャンプを可能にしてくれるのが『ヴィガス』でしょう。
『ヴィガス』と同じサイズで他におすすめのテントとは?

比較したテントは、同じogawaテントの「ステイシーST-Ⅱ」です。前室の広さは違いますが『ヴィガス』と同じインナーサイズ。

スノーピークの「アメニティドームS」も同じスモールファミリー向けのテントです。インナーサイズは『ヴィガス』や「ステイシーST-Ⅱ」と全く同じになります。
参考までに3つのテントのサイズを表にまとめて比較してみました。
ヴィガス | ステイシーST-Ⅱ | アメニティドームS | |
テントサイズ | W258 × D356cm | W230 × D300cm | W230 × D355cm |
インナーサイズ | W220 × D150cm | W220 × D150cm | W220 × D150cm |
室内高 | H190cm | H130cm | H120cm |
前室サイズ | W225 × D195cm | W220 × D110cm | 表記なし |
「ステイシーST-Ⅱ」と「アメニティドームS」のテントサイズは、ほとんど同じです。『ヴィガス』はこの3つでは1番大きくなります。室内高はダントツで『ヴィガス』が高いですね。
2022年登場の最新モデル「ヴィガスⅡ」の違いについて
出典:Instagram(@ogawa.since1914)
すでに発表されているogawaの2022年モデルに最新モデル「ヴィガスⅡ」も含まれていたので、従来モデルと比較してみました。
サイズに変動はなく、パッと見ではカラーが変わった程度。大きな変更点とすれば正面入り口にサイドウォールが追加された点です。これにより若干重量はプラスとなりますが、サイドからの雨の吹き込みが抑えられそうなので、『ヴィガス』オーナーとしては気になるところです。
『ヴィガス』はヘビロテ間違いなしテントに決定!

『ヴィガス』の広い前室は、冬キャンプでお籠りするときに活躍してくれます。メッシュになる部分が多く通気性に優れており、夏でも快適。インナーを外せばシェルターとしても使えます。出入口が前後だけでなくサイドにもあるので出入りしやすく便利。本当によく考えられたテントです。
とにかく使いやすく、かなり気に入っているので、今後はメインで使用するテントは『ヴィガス』になりそうです。
2022年モデルは更に快適性がアップしたこともあり、かなり入手困難かもしれませんが、従来のモデルも含めてかなり良いテントですので自信を持っておすすめします!

関西でファミリーキャンプからソロキャンプと自転車キャンプを中心に活動してます。私のキャンプでは焚火とウイスキーが欠かせません。ランタン沼にハマりかけてます。