目次
テントの種類について

それでは夏でも快適に過ごせる最強テントを選ぶ前に、まずはテントの種類をおさらいしましょう。テントには、ドームテント・ワンポールテント(ベル型含む)・トンネルテント・ツールームテント・ロッジテント・パップテントと大きく分けて6種類程度あります。
ドームタイプやワンポールテントは設営しやすく初心者におすすめです。一方、ファミキャンなど居住性の高さを求める場合は、ツールームテントやトンネルテントが◎
テント生地の選択も重要

テントの生地にも色々と種類があります。「そんなに大差ないんじゃないの?」と侮るなかれ。生地の種類によって驚くほど快適性が変わるため、テントはもちろん、タープの生地にも着目して選ぶだけで夏キャンプの快適さがぐんとアップします。
タイプ | 特徴 | 価格 |
ポリエステル | メリット:安価でカビにくい デメリット:通気性が悪い | 低 |
ナイロン | メリット:軽くて丈夫 デメリット:少し高価で通気性悪い | 中 |
TC(混紡生地) | メリット:遮光性・通気性が高い デメリット:重く乾燥しずらい | 中 |
シルナイロン | メリット:軽くて防水性が◎ デメリット:高価で通気性悪い | 高 |
コットン | メリット:TC以上に遮光性・通気性高い デメリット:重く嵩張り高価 | 高 |
生地の種類は大別するとポリエステル・ナイロン・シルナイロン・TC・コットンの5種類。メジャーなのはポリエステルで、耐久性と価格のバランスが魅力です。コットンは、夏は涼しく冬は暖かく過ごせます。
そのほか、軽量で丈夫なナイロンにシリコンを染み込ませて防水性と耐久性を格上げしたシルナイロンや、ポリコットンとも呼ばれるポリエステルとコットンのTC(混紡素材)もあります。
特にこれまで価格が高いと二の足を踏まれていたTCタイプも、最近ではポリエステルタイプと変わらない価格設定の製品が増え、近年多くのキャンパーに注目されています。
夏テントを選ぶポイントはズバリ!メッシュ素材

夏キャンプを快適に過ごすためのテント選びのポイントは、メッシュ素材を採用したタイプを選ぶこと!例えばフライシートにサイドウォールやプロントフラップにメッシュ扉がプラスされているタイプは虫の侵入を防ぎなら景色も楽しむことができます。

また、インナーテントをメッシュ素材にするだけで、熱がこもりやすいポリエステル製に比べ、断然涼しく過ごすことができます。もちろん蚊などの小さな虫からも守ってくれ、モスキーネットとしての役割も◎
【スタイル別】おすすめテントはコレだ!

ここからは、ソロ・ファミリー・オートキャンプ・バックパックなどスタイル別に、CAMPLUS編集部おすすめ夏キャンプ最強テントをご紹介します!
ソロ(オートキャンプ)にはコレ!
WAQ 『Alpha T/C SOLO DX ソロ〜デュオ用 ティピテント』

ソロキャンでもオートキャンプの場合は、荷物が多くなったり、重くなったりしても問題ないため、TC素材のテントなど快適性を重視するのが◎
フタマタポールを標準装備することで、従来モデルよりも居住性が大幅にアップしたWAQのティピーテント。TC素材で涼しく、サイドフラップを跳ね上げられるため、解放感&通気性抜群の空間に!2022年7月現在は完売状態となっており、次回は9月頃入荷するようなので、気になる方はWAQ公式サイトをチェックしておこう!
OneTigris 『TANGRAM UL ダブルテント』

インナーテントがメッシュ素材のため涼しく過ごせ、目も細かいため小さな虫の侵入もブロック。軽量コンパクトに収納できるため、バックパック派にもおすすめです。

ソロ(バックパック)にはコレ!
Haven Tent『Haven XL カモ』

バックパックの場合は、移動中にバテてしまわないように軽量性を重視したいところ。野営やハンモックなど、タープとセットで使用することで紫外線および雨対策もバッチリ!
こちらは通常のハンモックとは少し異なる形状をしているHaven Tentの『Haven XLカモ』。これまでに無かったフルフラット式で腰に負担がかかりにくいことが特徴で日本でも多くのハンモッカーから注目されています。
フライシートと蚊帳付きで、その姿はまさに宙に浮くテント。ハンモックならではの浮遊感とテントのような快適性を兼ね備えたハイブリットハンモックです。

DDハンモック『DD XL Frontline Hammock MC』

軽量さを追求するとたどり着くのがハンモック。『DD XL Frontline Hammock MC』は目の細かなネットを使用した見るからに涼しげなハンモックです。トンネル型にすることで空間を最大限生かせるのも◎

ファミリーにはコレ!
コールマン『タフスクリーン2ルームエアー/MDX+』

オートキャンプがメインのファミリーは、荷物の重量よりも子どものためにも快適性を重視しましょう!特に夏はテント内に熱がこもりがちなので、幕内にブラックコーティングやシルバーコーティング加工がされたタイプを選びましょう。一般的なポリエステルやナイロン生地を採用したテントに比べ、かなり遮熱性が高いので涼しく過ごせますよ◎
特におすすめなのが居住性の高いコールマンのツールームテント。ワイドメッシュやサークルベンチレーションエアシステムで通気性も抜群です。また、日光をブロックしてテント内を涼しくするダークルームテクノロジー採用で、朝まで涼しく快適に眠れます。サイズ違いのLDX+も◎

鎌倉天幕 『HIDEOUT-02D』

設営アレンジの自由度の高さと細かな気配りで人気を博しているツーポールシェルター。夏でも涼しい8面メッシュスクリーンでフルクローズ時も快適に過ごせます。跳ね上げてオープンスタイルにすれば、超開放的な空間に!モノポールのメッシュインナーをインしてカンガルースタイルが◎

MINIMAL WORKS『SHELTER G』
風に強いドーム型シェルターですが、前後のドアをフルオープンできるため、暑い夏場でも涼しくタープのような使い方も可能。ウレタン天窓が付いているため、フルクローズ時も天窓部分を開ければ室内が明るくなるのも魅力。オプションのメッシュドアやTPUドアを別途購入すれば、年中通して景色を楽しみながら快適に過ごせますよ。

【番外編】メッシュテント&タープ泊

近年ソロキャンパーやデュオキャンパーの中でも「とにかく体で風を感じて眠りたい!」というワイルド派に人気なのが、メッシュテント&タープ泊。プライバシーはほぼないけれど、夏キャンで涼しさを追求するならベストなのはこのスタイル。
tent-Mark DESIGNS 『モノポールインナーテントメッシュ』

シェルターやタープとセットで使用することで、夏でも快適に眠れるフルメッシュのインナーテント。コットにオンすれば寝心地は最強かも!?ソロキャンプで涼しく寝ることだけに特化したリーズナブルなテントですが景色も360度景色を楽しめるのも魅力的です。初心者でもあっという間に設営できるのもうれしいところ。
FIELDOOR『ポップアップシェルターテント』

ワンタッチ式で設営・撤収が素早くできるポップアップテント。フライシート&ポールを使わなければ、ホップアップ式のメッシュインナーテントとして単品で使用できるのでタープ泊におすすめ!もちろんコットの上でも使用できるほか、急に雨が降って来ればすぐにフライシートをかけられるので、いざという時に便利ですね。

Soomloom 『レクタタープ』

汎用性の高さが光るレクタタープ。ワンポールやドーム型テントとの相性もよく、アレンジ性の高さも魅力的。遮光性や遮熱性に優れているので、メッシュテントとセットで使えば夏キャンプの最強かも!?

MINIMAL WORKS『マンゴーシェード ヘキサ タープEX』
さまざまなテントとセットでアレンジしやすいヘキサタープ。ポイントとしては、タープ内側にブラックピグメントコーティングが施されているため、紫外線をしっかりカットするとともに濃い日陰を作れます。軽量でコンパクトに収納できるので色々なスタイルで活躍すること間違いなし!

虫が苦手な人はココも要チェック

キャンプは好きでも虫は大嫌い!という人は意外と多いですよね。夏キャンプを快適に過ごすためには、暑さ対策に加えて虫対策が必須。特に注意したいのは、夏レジャーの大敵であるアブ。アブが寄りやすい黒色のテントやタープ、服は避けるのが無難です。

また、アブは体温があるものや二酸化炭素にも寄って来るため、車のエンジンをかけっぱなしにしていると集まってきます。吸血する危険な虫なので、虫嫌いでなくても特にファミリーキャンパーは注意しましょう。
徹底した暑さ&虫対策で夏キャンプも楽しく過ごそう!

暑くて虫が多い夏キャンプは避けるキャンパーさんも多いかもしれませんが、しっかりと暑さ&虫対策を行えば、夏らしい青空が広がる中で快適にキャンプを楽しめますよ♪これから夏用テントをゲットするという人は、ぜひメッシュテントをゲットして夏キャンプを満喫してくださいね!
テント泊登山をメインに、キャンプ・釣り・スキーと1年中アウトドアを楽しんでいます。好きなものは、自然の中で過ごす時間とお酒。キャンプの楽しみを全力で発信していきます!