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『衣・食・住』原付女子一人旅に必要なアイテム一式をご紹介!

私が旅に出発したのは暑い日差しが肌を刺す真夏。約2か月というロングランでした。旅の相棒”ヤックル(原付)”に、私なりに考えぬいたギアを最小限に詰め込み出発しました。
初めての一人キャンプで経験も浅く、必要備品を途中で買い足したり不要な荷物を処分したり、目的地へ進むにつれ徐々に必要な道具が絞れてきました。いまとなれば無謀な旅でしたが、得られた経験は大きく、いまの私のキャンプライフのベースになりました。
まずは、そんな経験から学んだ原付女子一人旅に必要な『衣・食・住』についてご紹介します。
衣 > 衣類はかさばるので必要最低限にする
荷物の中でもかなりスペースをとるのが衣類。夏だからといって薄着で出発すると痛い目に遭うことも。バイクで移動すると風を受けた体は意外と体温を奪われてしまったり、夜間は気温が急激に下がったりするので、季節関係なく、向かう場所に合わせた準備が必要です。
原付女子キャンツー衣類一式
着替え | トップス×3、ボトムス×3、下着×4 ※道中で洗濯や追加購入することを前提。 |
雨具 | アウターを兼ねられるものだと荷物が少なくて済む。 |
水着 | 海や川での息抜き、また雨の日は下着代わりとしても◎ |
防寒着 | 夏でも夜間や山頂などは寒いので必須。 |
サンダル | 靴と別に持っていくと便利。 |
タオル類 | セームタオルが最高におすすめ! |
サングラス・帽子 | 持っていると夏は特に快適! |
【今だから思う】これは持っていくべき!おすすめ『衣』アイテム!!

夏だからって過信は禁物。必ずレイヤードできる薄手のアウターは1つ用意しておきましょう。コンパクトかつ軽量で防水&ウインドシェルとして大活躍のこちらはなかなかのものです。

スポーツジムやプールなどで大人気のセームタオル!目から鱗のお役たちギアです。濡れている個所を軽く撫でるだけで抜群の吸水力、絞って繰り返し使えるうえ速乾。布タオルの様に長時間干す必要もなく、コンパクトに収納できバックパックキャンプにも最適。

収納スペースを稼ぐには圧縮袋がおすすめ。かさばる衣類もアッという間にクルクルポンってな感じにギュッと圧縮。
食 > 旅の醍醐味といえば食事

キャンツーの醍醐味といえば旅先での食事。ロングランなキャンツーだと、食材もどっさり積んでいけません。私的には移動で疲れた体を温めるために、お湯を沸かしてすぐ飲める珈琲やスープ類、あとは夜間の小腹を満たすための乾麺を少々詰め込んだ程度です。
せっかく旅に出かけるわけですし、食事は旅先のお店でいただくのがおすすめ。美味しそうなお店の情報は事前にチェックしておきましょう!

原付女子キャンツー食材&調理器具
調理器具 | ソト製 ST-310シングルバーナー、クッカー類 |
カトラリー類 | 荷物軽量化のため使い捨てがおすすめ |
ボトル | 水1L前後は常備 ※ペットボトルでも代用可。 |
コップ | 水分補給や水量を計るのに便利 |
【今だから思う】これは持っていくべき!おすすめ『食』アイテム!!

荷物を減らすためにも、旅の食事は現地の飲食店をおすすめしたいところ。しかし、毎日ってわけにいかず、ここはやはりキャンツーにつきもの”自炊”となるわけです。
幸いなことにコンビニやスーパーがすぐに見つかる現代の日本、湯煎で食べられる物を多く、ひと昔前のカップ麺のみってのは遠い過去の話。有名な洋食屋さん監修の煮ハンバーグだって食べれちゃうこの時代、なんて素敵なんでしょう♫
今回の旅ではSOTO製シングルバーナーが良い仕事をしてくれました。燃料のCB缶もコンビニで買えるほど手軽で、どこに行っても温かい食事にありつけ助けられました。

さらに荷物をコンパクトにする場合は、クッカーにシングルバーナーとOD缶ってのもおすすめです。燃料のOD缶は、ホームセンターやアウトドア用品店で購入する必要があるため補給忘れに注意が必要。

もう一つ上を目指すなら、軽量かつコンパクトなメスティンにポケットストーブをインするスタイルもおすすめです。
住 > 小さくても前室のあるテントを選ぼう

ソロツーでは大型のテントは当然積めません。だからといって小さければ良いわけでもありません。当時はノースイーグル製のドーム型にかなり助けられました。
一人でゆったり眠れるスペースがあり、荷物だって問題なく入りました。特にありがたかったのが前室です。濡れたり汚れた物を置けるスペースがあると快適度がグンと上がります。夜中に濡れた雨具で目を覚ますこともありません。
原付女子キャンツー住(寝床)
テント | コンパクトなタイプが多い自立式テント |
シュラフ | 軽量コンパクトなマミー型 |
マット | 安眠するためには必須 |
テーブル&チェア | なくても対応可能 ※小さなテーブルはあると便利 |
ライト類 | ヘッドライトは必須 ※幕内ではランタンにもなる。 |
洗面&入浴セット | 石鹸類がない銭湯も多いので全身洗える万能ソープは揃えておこう。 |
ウェットティッシュ | 時にはお風呂代わりになります。 |
電子機器類 | スマホ、充電器、モバイルバッテリー ※余裕があればPCやカメラ |
洗濯洗剤 | ジップロックなどに数日分づつ小分けに入れておく。 |
【今だらか思う】これは持っていくべき!おすすめ『住』アイテム!!

夏といえど山あいの夜は気温も下がるのでシュラフは必須。夏の原付一人旅にはコンパクト収納ができるシュラフがおすすめ。

忘れがちですがマット類は必須。地面の冷気や凹凸で眠れず目の下にクマを飼わないためにも必ず忘れないで欲しいギアですw

女子一人旅は危険がいっぱい。防犯的にも色々と考えたいところ。コンパクトで手軽に常備できる防犯ブザーやテントの入口を閉めるU字ロックがあると安心感が違います。
番外編

地図 | バッテリー切れでスマホのナビ使えない時に便利。旅の軌跡も書き込めます。 |
旅ノート | 旅の思い出やメモ書きなど。書いたり貼ったり多用途に使える。 |
サブバック | パッカブルタイプだとコンパクトに畳め、買い物時のエコバッグやサブバッグとして大活躍。 |
現金 | 旅先はスマホやクレジットカードを使えない店舗も多い。ATMが見つからない場合もあるため、事前に準備しておこう。 |
テープ類・トイレットペーパー | 芯を抜いて潰してコンパクト化、多用途に使えます。 |
ツーリングネット | 荷物の固定から運搬まで用途は様々。 |
【今だから思う】これは持っていくべき!おすすめ『番外編』アイテム!!
夏のキャンツーは必ず虫よけ対策が必要。特におすすめしたいのが、こちらのアース製薬「リッチリッチ30」。効果も高いと評判なのでぜひチェックしよう。
原付一人旅にあると便利なアイテム「衣」「食」「住」をご紹介してきましたが、ここからは初心者キャンパーの無謀な西日本一周旅のレポートとともに、雨具の必要性をご紹介しまーす♪
意気揚々とスタート、そして早くも意気消沈!?

天気も気持ちも晴々しい気持ちで意気揚々と長野県を出発!

…したまでは良かったのですが、雲行きが徐々に薄暗くなんだか怪しい雲行きに。

とにかく雨にやられてしまうとやっかいな寝袋やテントをビニール袋で保護。念のために私も雨具を着ようと荷物の中に見当たらず、どうやら見事に忘れてきたようです(汗
もはや忘れ物はキャンパーあるある、しかし初日からやらかすとは反省ですw

雨で体を濡らしてしまうと、急激に体力も消耗してしまうので、間に合わせにホームセンターでポンチョを購入。小雨を浴びつつも無事に岐阜県を通過し愛知県に突入。
名所めぐりは旅の醍醐味、目指すは織田信長公天下布武の出発点といわれる『清州城』です。
ヤックルを軽快に走らせ、無事に目的地へ到着。

まさかのゲリラ豪雨襲来!ポンチョで防ぎきれずびしょ濡れになった私、感動する間もなくあえなく撃沈。しかもホームセンターで急遽入手したこのポンチョ、蒸れが酷くて半端ない不快感(汗
風邪を引かなかったのがせめてもの救い、初日から早々にレインウェアの重要性を痛感した事は言うまでもありません。

さらに数日かけて南下、ようやく目的地だった屋久島に到着。念願の宮之浦岳に登頂w
実は登頂前に「簡易ポンチョじゃ…ちょっと厳しいかもよ」と地元の方に助言をいただき、急遽モンベルのレインウェアをレンタルしました。
さずがの一言!ホームセンターで買ったムレムレのポンチョとは、明らかに透湿性が違うわけで、ここでも用途に合ったギアの重要性を改めて痛感しちゃいました(汗
本当にレンタル屋さんに感謝!おかげで快適登山が楽しめました。やはり準備は怠ってわいけないという訳ですね。
用途に合ったおすすめレインウェアを紹介します!
レインウェアはツーリングやアウトドアシーンでの必須ギアだと痛感したわけですが、色々なタイプがあり悩みますよね。今回は用途に応じたコレがオススメというアイテムを2点ずつ紹介します。
雨の中でも自走で長距離移動したい!
雨の中でもガッツリ移動したい方は、やはりライダー用のレインウェア。ツーリング時の使用に特化した機能性の高さは、あらゆる場面で快適なキャンツーを可能にしてくれます。
ヤマハ YAR19 サイバーテックスII ダブルガードレインスーツ

バイクメーカーであるヤマハのレインウェア。雨水が侵入しやすい部位には、ダブルガードシステムが搭載。耐水圧は20,000mm、透湿量は12,000g、しっかり雨水の侵入や蒸れも防いでくれそう。他に同社の上位モデルもありましたが、今回はコスパの良いコチラをオススメします。
ナンカイ アジャスタブルレインスーツII

腕から胴にかけてのファスナーアジャスターを開閉することで簡単にサイズ調整が可能。季節ごとにウエアの厚みが変わりますが、アジャスタブルレインスーツⅡであれば、シーズン問わずいつでもジャストフィット。また耐水圧3万㎜、透湿性1万6000g/㎡/24hと、最上位クラスのスペックも頼もしい一品。
雨の中での移動・アクティビティでも使いたい!
移動は勿論ですがキャンプ場での設営や撤去など雨の中で作業する場面に出くわす事はありますよね。またトレッキングやフィッシングなどのアクティビティも楽しみたいって方にはこちらがオススメ。
オンヨネ 3レイヤーコンバットレインスーツ

独自のカッティング加工と3レイヤー加工により、動きやすさと蒸れにくさを追求したモデル。耐水性能と透湿性能に加え防風性能も兼ね備えており、個人的にお気に入りのデザインです。
ネームレスエイジ レイン ジャケット 上下セット

シンプルなデザインですがカラーバリが豊富。耐水圧は20,000mmと期待大です。防風&撥水効果も高く、アウトドアシーンで大いに活躍してくれそうです。
旅の衣食住と雨対策は計画的に

簡単に旅の様子をお伝えするとともに、キャンツーの衣食住や雨対策についてご紹介してきましたが、お役に立てたでしょうか?
今回は私の初キャンツーで経験したことをベースに、当時必要だと感じたギアや注意するべき点をまとめてみました。移動する距離や日数などによって積み込む荷物は変化しますので、キャンツーに出掛ける時は入念に計画を練ってからの出発をおすすめします。
また、道中では急な天候の変化に対応しなければいけません。それに雨天時は路面は滑りやすくなるだけでなく視界も悪くなります。安全性を高めるためにも、視認性の高い明るめの色をしたレインウェアや反射材等が付いたウェアやギアを活用したりすることをおすすめします。
それでは安全第一、楽しいキャンツーを!
はじめてのキャンプは4歳。テン泊より車中泊が多いものぐさキャンパーです。アウトドアが好きだけど、インドアも大好き。家でもできることをキャンプでやることが最高の贅沢だと思っています。