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噂のドームシェルター DOKICAMP G2000 忖度なしの本気レビュー

G2000×TCタープイメージ
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ネットで「コスパが凄い!」と話題になっていたドーム型シェルター、DOKICAMPの『G2000』を購入して4ヶ月。噂通りのコスパだったかどうか含めて実際に使用してみた感想を忖度なくまとめてみました。8月にアップデートされたモデルとの違いあるので、これから購入を検討されている方は参考にしてください。

DOKICAMPとは

DOKIICAMP(ドキキャンプ)はアウトドア関連の製品を多数ラインナップしている香港発のブランドです。実はこのDOKICAMPから発売された商品が、2023年上半期トップ10入りしそうな勢いで多くのキャンパーから注目されました。

その理由は韓国の人気アウトドアブランド、MW(ミニマルワークス)のシェルター型テント『シェルターG』に酷似していたこと。

Amazonや楽天といった大型ECサイトをチェックすると、酷似した商品がかなり出品されています。どれも似ており聞きなれないブランドばかりと感じるでしょう。

今回紹介するドーム型シェルターもその一つになります。

突如として現れたDOKICAMPの『G2000』

日本でドーム型シェルターが注目されだしたタイミングでの『G2000(初期モデル)』の予約受付開始だったため、一時的ですがSNSで話題となりました。

あまりに”MW”の人気シェルターに似ていることから、”パクりでは?”といった声があがるほどです。

デリバリー遅延騒ぎ

さらに追い討ちをかけるように、G2000のデリバリー遅延が多発。予約注文していたキャンパーは不安な日々を過ごすことに。もちろん、私もその内の1人でした。

そして予定より1ヶ月以上遅れて商品が到着。「デリバリーがこれだと品質もアレかな」っと開封してみたところ、中華製品にありがちが”雑”さがほぼなく、結果的には価格以上の満足感を得ることができました。

インスピレーションorパクり?

やはり気になる「パクり騒動」、開発したメーカー側としては、商標や著作権などあらゆる問題が発生する可能性があります。しかし、大部分のユーザーがコスパ重視であまり気にしていない様子。

個人的な見解としては、G2000はMWよりインスピレーションを受けたというよりは、”パクり”に近い印象です。ただし、SNSでは中国の生産工場が権利をもっており、海外を拠点とする各メーカーがOEMで生産依頼しているといった声もあります。

各業界でも同様の話は耳にするため、キャンプ用品についても珍しい話ではないと感じました。

企業としてのモラルもありますが、お国が変われば価値観も変わります。結局のところ答えを出すのは商品を購入するユーザー自身ではないでしょうか。

それではグレーなトークはほどほどに、G2000の詳細について紹介をしていきます。

丸みを帯びたスタイリッシュなG2000

撮影:編集部

本体は丸みを帯びた半球型で風を受け流しやすいデザインをしています。前後に設けられた大きな開口部は出入りがしやすく、オプションの透明ドアなどを装着することで、雨天時や冬季であってもシェルター内から景色を楽しむことができる仕様となっています。

カラーは自然に馴染む3色展開

カラーはカーキ、アーミーグリーン、ブラックの3色展開。どれも自然に馴染みやすい設定となっています。一番人気はブラックですが、他のユーザーとかぶる可能性が高いことから、私は比較的に人気が低そうなアーミーグリーンを購入。暗めのグリーンということもあり、他のブラック系ギアとのバランスも良さげな印象です。

撮影:編集部


サイドにプリントされた”UNLIMITEDO WORKS”ですが、サイズ的にかなり強調されているため、もう少し小さくしてもらえたら好感度はもっと上がったはず。

商品詳細

商品名:The Crab Nest G2000(旧モデル)
サイズ:設営時 W350×D300×H175cm
   :収納時 W65×D25×H25cm
重量:約6.5kg
素材:フライシート 40Dリップストップナイロン(PUコーティング)
  :ルーフシート 75Dポリエステル&TPU
  :アルミニウム合金(A7001/Φ13mm、Φ11mm)ポール
耐水圧:2000mm
価格:¥43,999(税込)
※2023年1月頃の通常価格(現在この旧モデルは販売されていません)

通常セット同梱内容

撮影:編集部

通常セット内容

  • フライシート×1
  • アルミ製フレームポール×4(Φ11/Φ13mm)
  • TPUルーフトップ×1
  • メッシュドア×1
  • アルミ製Vペグ×12
  • ガイロープ
  • 収納袋

追加で購入した別途オプション2点

撮影:編集部
  • メッシュドア×1点
  • TPU透明ドア×1点

通常セットは上記の7点。メッシュドアは別購入だと勘違いして追加購入しました。しかし、前後扉をメッシュにする場合は追加で1枚必要があったため、同梱されていたのは嬉しい誤算でした。

オプションの詳細については後ほどとして、恐らくかなりのユーザーが上記の2点(メッシュドア/TPU透明ドアは)を追加購入しているはず。これからG2000を購入される場合はマストオプションといえます。

なお、通常セットと上記2点程度のオプション程度であれば、本体収納袋に余裕で入るのでご参考までに。

設営は簡単1人でOK

1:メインフレームをフライシートに通して立ち上げる

撮影:編集部
撮影:編集部

アルミポールは2種類同封されていますが、太い方(Φ13mm 黒/オレンジ)を2本組み立て、各々をフライシートのスリーブに通してポールキャップに差し込みます。次に本体のフックで固定します。

ここで注意点!

撮影:編集部

最初にメインポール2本をスリーブに通しますが、必ずフチ色が黒い方に差し込んだポールがもう1本のメインポールの”下側”にくるようにします。

間違って”上側”にすると、フライシートに付いているフックでポールが固定できません。必ず下側になるよう注意しましょう。

2:ルーフトップを装着

撮影:編集部

同封されている”ルーフトップ”を本体の天井部分にかぶせ、メインポールにフックで固定します。ルーフトップは必ず必要ではないため、冬季や雨天時に付けると良いですよ。

ここで注意点!

メインポールで本体を立ち上げた勢いでサイドポールも装着してしまうと、ルーフトップが付けづらくなるため注意。

3サイドポールを装着

撮影:編集部

サイドポール(Φ11mm 黒)を2本を組んでシェルターサイド中央にあるポケットに差し込みます。次に本体のフックで固定。
※撮影当日は40℃越えだったため、ルーフトップは取り外してあります。

4:本体4箇所にあるベンチレーターを開ける

撮影:編集部

ベンチレーターの開閉は外からのみ。サイズは大きめで4箇所あるため、これだけでも通気性はかなり高い。

5:天候を考慮したペグダウン

撮影:編集部

固定用のループらしき細いヒモは即切れしそうだったため、本体のポールキャップが付いているループでペグダウン。こちらの方がしっかり安定します。風もなく天候が安定していれば、本体4隅のみペグダウンで十分です。

しかし、開口部が大きいため突風が吹き込めば飛ばされてしまいます。知人は突然の天候悪化でペグダウンが間に合わずポールが曲がりました。天候の異変を感じたら先読みして万全の対策をしましょう。

付属のVペグは予備レベル

撮影:編集部

本体に付属されているアルミ製Vペグだと、硬めの地面でシェルターをしっかり固定できない可能性があるため、別途20cm程度のチタンペグなどを購入することをおすすめします。私はSoomloomの20cmチタンペグを使用しています。

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