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噂のドームシェルター DOKICAMP G2000 忖度なしの本気レビュー

G2000×TCタープイメージ
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ネットで「コスパが凄い!」と話題になっていたドーム型シェルター、DOKICAMPの『G2000』を購入して4ヶ月。噂通りのコスパだったかどうか含めて実際に使用してみた感想を忖度なくまとめてみました。8月にアップデートされたモデルとの違いあるので、これから購入を検討されている方は参考にしてください。

8月にアップデート済み? 通気性&耐風性がアップ

実はこのシェルターテント『G2000』、日本国内でのデリバリーが初まって半年ほどでアップデート。これから購入するユーザーは機能がアップしているから羨ましい。商品名も『The Crab Nest G2000』より変更され『The Crab Nest G2000 X Version』となっています。

このタイミングでアップデートは大人の事情があったようにも感じますが、我々ユーザーは機能がアップしたことのみを素直に喜びましょう。

では、どこがどう変わったのかチェックしていきます。

通気性アップ

本体側面にあったベンチレーターは、プライバシーを考慮した開閉が可能な大型のメッシュドアにアップデート。さらに側面上下にベンチレーターが追加されました。

メッシュ部分が大きくなったことで、夏は360°フルオープンで通気性は抜群なはず。

フライシートの耐久性・耐水性アップ

旧モデルの両面PUコーティングより、内面PUコーティング、外面シリコンコーティングに変更。40Dリップストップナイロンにシリコンコーティングがプラスされたことで、生地の強度と耐水圧が2000→3000mmへとアップ。

外側スカートプラスで冷気をカット

旧モデルにあった内側スカートはそのままに、外側にもスカートをプラス。冬季キャンプでの隙間風は意外と冷えるためスカートの有無はかなり大きい。旧モデルユーザーとしては羨ましい仕様です。

ルーフトップのクロスビームを排除

ルーフトップ中央のクロスビームを取り除くことで、星空観測などの視野を広げてくれます。

まとめると・・・・

  • 通気性アップ
  • フライシートの耐久性・耐水性アップ
  • 外側スカートプラスで冷気をカット
  • ルーフトップのクロスビームを排除

上記アップデートで価格もアップ
旧価格:¥43,999(税込)→ 新価格¥49,800(税込)
公式サイトより予約注文で表示価格より15%OFF ※旧モデルと同様

購入を検討される場合は、DOKICAMP公式ページをご覧ください。

他にもTCタイプ/ラージサイズのG5000も要チェック

新旧G2000モデル以外にも、G2000のTCタイプ『The Crab Nest G2000 X T/C VERSION 』、さらにサイズアップしたラージサイズの『G5000 X VERSION BASIC』などもラインナップ。

短期間で素材をTCにしたりサイズアップしたりと、新商品を投入してくるスピードがかなり早いDOKICAMP。TCタイプやもっと広いモデルを探している方はDOKICAMP公式ページをチェック!

商品詳細はコチラ

The Crab Nest G2000 X T/C VERSION
価格 ¥69,900(税込)※2023年10月現在

G5000 X VERSION BASIC
価格 ¥99,900(税込)※2023年10月現在

2モデルともに公式サイトで予約注文すると表示価格より15%OFF

G2000の機能を拡張するオプション

  • メッシュドア
  • TPU透明ドア
  • 拡張テント
  • 拡張テント用インナー
  • BASICフロアマット
  • 拡張テントフロアマット
  • 本体テント連結シート

他のテントと比べると、別途有料のオプションが多いことが分かります。しかし、キャンプスタイルに合わせてオプションを選べることで、ベースセットの価格はかなり低めの設定となっています。

あとから必要なオプションのみを追加できるのは、カスタムしている気分も味わえるため、個人的には良い設定だと感じました。

メッシュドア

撮影:編集部

蒸し暑いシーズンに導入をおすすめしたメッシュドア。本体前後に装着すれば、前後から涼しい風がシェルター内を通り抜けるため、かなり快適に過ごせます。

メッシュドア下部に5〜7cm程度の生地が余っており、スカート代わりとなって出入り口下側からの虫の侵入を防いでくれます。

撮影:編集部

メッシュドアの半分を巻き上げて使用することもできます。虫の侵入を防ぐといった点からみれば必要ない機能かもしれませんが、昼間のプライバシー対策としては役立ちそうです。

価格¥3,499(税込)※2023年10月現在

TPU透明ドア

撮影:編集部

冬季や雨天時の使用を考慮して購入。しっかりとスカートを装備していることから、主に冬季の使用を想定しているようです。真夏に設置した際は見た目以上に視界も良好だったので、冬のお籠りキャンプが楽しみです。

本体への装着方法はメッシュドアと同様であり、同じく半分に巻き上げできる仕様です。

撮影:編集部

オプションのメッシュドア、TPU透明ドア、拡張テント、連結シート、これら全てシェルター本体の専用ファスナー(大ファスナー)に装着します。

使い勝手もよく便利でですが、就寝時に本体扉とメッシュドアの両方閉めてしまうと、2枚の扉を開ける必要があるため少々面倒なところもあります。

価格:¥4,490(税込)※2023年10月現在

拡張テント

生地は本体と同様で40Dリップストップシルナイロン(新モデル)。アルミポール(A7071)を使用。メッシュドアと同様で本体の大ファスナーに装着します。サイズはW203×L170cmとそこそこのサイズですが、高さはMAX140cmと本体よりは低くなっています。外側スカート付きだから冬季の使用も問題なさそうです。

価格¥11,999(税込)※2023年10月現在

BASICフロアマット

シェルター本体の全体に敷くことができる専用フロアマット(グラウンドシート)。生地は210Dポリエステルオックスフォードでかなり大きめ。本体に固定できるから風でめくれあがることもありません。

価格¥3,999(税込)※2023年10月現在

拡張テント用インナー

インナーは190Dポリエステルを採用。サイズはW196×L165×135cmで2名が余裕で就寝できます。装着は本体と拡張テントのリングフックに掛けて固定します。

価格¥11,900(税込)※2023年10月現在

拡張テントフロアマット

拡張テント全体に敷くことができるフロアマット(グラウンドシート)。生地は150Dポリエステルオックスフォードで装着はBASICフロアマットと同様。

価格¥3,999(税込)※2023年10月現在

本体テント連結シート

G2000同士を連結する専用の連結シート(連結タープ)。出入り口にある大ファスナーで簡単に装着できます。

連結するとシェルター内スペースはかなり広くなります。グループキャンプでの宴会幕やサークル仲間とのキャンプなど、シーンに合わせて拡張できる点は面白い。

価格¥4,200(税込)

ソロデュオがマストなサイズ感

撮影:編集部

シェルター本体のサイズはW350×D300×H175cmとそこそこ大きい。1人だと少々スペースを持て余してしまうのでは?っと感じるかもしれませんが、個人的にはシェルター動線を考慮するとソロでの使用がベストでした。

デュオだとコット×2、テーブル×1、チェア2で荷物はコット下に置けばなんとか使えそうです。他にはグルキャン3〜4名での宴会幕にするなど、用途に合わせてアレンジができるのはシェルターの良いところです。

気になるメリット・デメリット

メリット3点

撮影:編集部

完全自立型だから設営後に移動が簡単

ティピー型のようにポールを取り外す必要がないため、日差しがキツい時に影のある場所へ移動させたり、結露で濡れた幕を乾かすために手軽に移動できるところが気に入っています。

開放的な大きな出入り口

「広いは正義!」とつい叫びたくなるほど出入り口が大きいのはマジで有り難い。盗難防止で就寝時に幕内へギアを仕舞いますが、テーブルなど大きなギアもスムーズ入れられるので助かります。

それに出入り口大きいと、幕内から見える景色が額縁に入った絵にも見えるのもポイントが高いです。

オプション多くて拡張性が高い

本体基本セットの価格も魅力的ですが、必要な機能をオプションで分けてある点はナイスですね。自分のスタイルに合わせて必要な機能だけをプラスできるため、無駄な出費も防ぐだけでなく、テントのカスタムも楽しめます。

>>>個人的なオススメオプションは3点<<<

  • メッシュドア
  • TPU透明ドア
  • 拡張テント

シーンに合わせてこの3点を組み合わせるだけでレイアウトの幅も広がります!

デメリット3点

撮影:編集部

遮光性が低い

幕の中は明るいのですが遮光性が低いため、日差しが強くなるとシェルター内はちょっとしたサウナ状態。日差しをカットするコーティングがあれば買い替えするかもっといったレベルです。

薪ストーブ煙突位置

天井ではなく側面にこの機能が欲しかった。しかし、薪ストの熱でシェルターがダメージ負う可能性はかなり高いため、結果ここがベストな位置だったのかもしれません。薪ストの知識は大してありませんが、幕から煙突が1m以上でていてスパークアレスターを装着すれば、幕への影響は最初減に抑えられそうです。

価格なり?な部分

個体差なのか中華レベルなのか、、、やはり「さすが中華レベル」といってしまいたくなる部分もあります。PUコーティングにムラがある点、ファスナーやヒモが外れたりする点、シームテープの付け方や縫製が雑な点などです。国内ブランドも中国で生産している物が多いため、これはお国の検品レベルの問題ですね。ただ価格以上のコスパの良さは感じられるので、あまりマイナスには感じていません。

人気の秘密は拡張性の高さにあり

撮影:編集部

”狭くもなく広すぎず”、少し余裕をもった広さでソロキャンプを楽しみたいキャンパーにピッタリのシェルターテントです。オプションを少しづつプラスすることで、飽きることなくキャンプが楽しめますよ!

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