ガス缶事故を防ぐためにできる 3つのこと
これまでお伝えしてしてきた危険行為を把握した上で、事故を防ぐためのポイントを3つお伝えします。
燃焼器具とガス缶をしっかりと接続
燃焼器具とガス缶との接続部が、しっかり閉まっているか確認してから着火してください。隙間ができた状態ではガス漏れや液垂れが起こってしまうため、とても危険です。
ガス缶のセット時にガスが漏れている音やニオイがした場合は、使用方法を再確認して、正しくセットし直しましょう。
安全の証、「PS LPG」マーク
ネット通販では、驚きの低価格でガスバーナーが販売されていて、購入を検討されている方もいらっしゃると思います。でも、ちょっと待ってください!その製品は、日本での販売基準を満たしていない違法な輸入品かもしれません。
火災や爆発事故もあり得る燃焼器具を選ぶときには、価格よりも品質を重視すべきです。安全性の高い製品を選ぶ基準として、日本での厳しい審査基準に合格した証である「PS LPG」というマークがあります。
日本ではこのマークがないカートリッジ式コンロの販売は違法なのですが、ネット通販を通して違法品が販売されているのが現状です。燃焼器具を選ぶ際には、PS LPGマークのある製品かどうか確認してから購入しましょう!
プチプラ好きの筆者ですが、燃焼器具に関してだけは信頼できるメーカーの製品を選ぶようにしています。安全面へのリスクが高い製品は、価格よりも品質を重視して安全に使用したいですね。
ガス缶や燃焼器具はメンテナンスを
燃焼器具のOリングが劣化していたり、バーナーの燃焼部やガス缶の接合部にホコリが付いていたりすると、事故につながる恐れがあります。定期的な状態のチェックとメンテナンスをすることで、数十年経っても使える相棒にもなりますよ。
燃焼器具はメーカーを揃えるのがおすすめ
最後にもうひとつ、ガス缶にまつわるアドバイスをさせていただきますね。ガスを燃料とする燃焼器具は、シングルバーナー、ツーバーナー、カセットコンロ、ランタン、ヒーターなど様々です。
先にお伝えしたように、燃焼器具とガス缶のメーカーを揃えることが推奨されておりますので、燃焼器具はできるだけ同メーカーで揃えるのが良いでしょう。メーカーがバラバラになると、予備のガス缶もそれぞれメーカーごとに必要なので、荷物が増えたり、保管が大変だったりと手間が増えてしまいます。
OD缶とCB缶の違いを理解して正しく使おう
冬キャンプにCB缶を持っていったら寒くて使えなかった……なんてことが無いよう、OD缶とCB缶の特徴を理解して賢く活用しましょう!
また、ガス缶は使い方を間違えると大事故を起こしかねない危険なアイテムです。この機会に、ご家庭に保管されているCB缶やOD缶の状態を確認してみてはいかがでしょうか?また、ガス缶の危険性や取り扱い方法について、キャンパー同士やご家族間で情報共有をしてくださると幸いです。
ママキャンパーの川窪チエです。LOGDEのダッチオーブンやスキレットに魅了され、キャンプはもとより普段から愛用中。そんな我が家のキャンプメシの大定番は、ダッチオーブンで作るスイーツピザです。魅力的なギアたちの情報を全力でお伝えしていきます!